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美術検定2020!2級受検を振り返って…

美術検定参考書
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去る2020年(令和2年)11月7日(土)・8日(日)にオンラインで実施された美術検定2020。

美術検定2級を受検した私ですが、正直なところ「美術検定2級のレベルをナメていた…」としか言いようのない反省の気持ちでいっぱいです。

悲しみをこらえて振り返ってみます。

美術検定2020 2級を受検して感じた率直な感想

美術検定テキスト本_03

正直な感想からお伝えすると、「難しかった!」の一言です。

美術検定関連のテキストや問題集、参考書を読み・解きしていましたが、知識の定着が不十分でした。

「美術好き」と言っても西洋絵画に偏りのある私にとって、建築や近代の芸術運動などについてはまっさらな状態でした。そのため美術用語と内容を紐付けることに苦労したわけです。

それに加えて人名が加わるわけですから、何が何だかサッパリ…の状態に。

今年の初めから「美術検定 2級合格」と意気込んでいた割に、学習意欲の持続が難しくて直前で焦る始末。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
我ながら情けない…

美術検定のテキストや問題集の構成が【西洋美術 → 日本美術】の流れになっているので、西洋美術をかじったくらいで油断してしまいました。

美術検定2020で、3・4級をとばして2級を受検したわけですが、地道な学習と美術関連ニュースへのアンテナの感度を上げる必要性を感じました。

そこで私が考えたのが次のプランです。

  1. 東京在住のメリットを活かし、美術館・博物館に足を運ぶ機会を増やす!
  2. 美術検定のテキストや参考書は本当に勉強に役立ったので、それを土台に知識を深堀し、脳内に美術情報スペースを構築する!
  3. 自分の関心が薄い領域にも目を向ける!(日本の彫刻や伝統のある木造建築物や工芸など)

自分の意識の在り方で、目にしていても脳内で景色として処理されてしまうものってありますよね。

最近の私の経験では、長野市への1泊2日旅行がそれに該当します。

一番の目的である東山魁夷の作品「緑響く」を鑑賞することはできてよかったのですが、長野県信濃美術館 東山魁夷館のすぐそばには善光寺というお寺がありました。

東山魁夷館への道中、善光寺の参拝はしませんでしたが、仁王門のそばを通った際には仁王像が目に入りました。高村光雲と米原雲海の作であることを知ったのはつい最近のことです。

もう少し日本美術の彫刻や建築物に対する感度が高ければ、滅多にない機会をスルーせずにもっと充実させることができたかもしれないのです。

その苦い経験を無駄にしないためにも、美術検定の基礎学習は反復し、身近な日本の美術にも触れる機会を増やそうと決意したのでした。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
試験に出る出ないは別として、身近なところでは柴又の帝釈天に足を運んでみようかな!

美術検定2級の結果はまだ届いていませんが、次回(あるいは今後)に向けての取り組みを始めるぞ!

美術検定2020 2級によりプラスになったこと

美術検定2020【2級】受験申込美術検定2020【2級】受験申込

上述した通り、これまで関心の低かった分野(日本美術の工芸・彫刻・建築など)にも関心を持ち始めた私ですが、美術検定の学習を通じて意外なメリットも味わっていました。

それは、日本美術の学習領域に突入した際に懐かしい気持ちを感じたのです。「懐かしい気持ち」の理由は、日本美術の学習が学生時代に日本史を学んでいた感覚に近かったためでした。

私は学業の方はパッとしない人間でしたが、好きな科目が美術と日本史だったのです。

美術検定における日本美術の学習は「日本史を美術の観点から深堀していく」と表現しても良いのではないかと思います。

この懐かしい気持ちを感じはじめた途端、私自身の行動(選択)に変化が生じました。テレビ番組の選択に変化が現れ、おもにBSで放送されている歴史関連の番組を観ることが増えたのです。

美術をメインにした番組ではなくても、日本の歴史の一部を目にしたときにこんなことを考えるようになりました。

  1. この時代には大陸から○○が渡来して、□□画の流行につながったんだよな…
  2. ○○は□□といった寺院を建立しただけでなく、△△という制度をもたらしたんだ…
  3. 幕末と言えば、○○が□□で活躍していたはずだ、確認しよう…

etc...

意識の変化は見るもの(認識できるもの)までも変えるのですね。

この気付きは、美術検定を受験したことによる副産物的な個人的財産だと思っています。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
当ブログ【なびさんぽ】でも日本美術を紹介する機会が増えるかもしれないぞ!

早速、2020年12月に尾形光琳の「燕子花図屏風」を鑑賞するために根津美術館に行こうと思っています。

まとめ

美術検定2020【2級受検の感想】
  1. 美術に関する自分の知識の浅さを実感。
  2. 洋の東西を問わず、美術に関する関心が高まった。
  3. これまでに関心の低かった分野にも興味の幅が広がった。

POSTED COMMENT

  1. ライナス より:

    初めまして、○○と申します。
    美術検定に興味があり、2021.11月受験しようかなと思っています。8月上旬から3か月の予定で勉強するつもりです。
    2020年受験したアドバイスなど頂けましたら幸いです。

    • わたなびはじめ より:

      初めまして、わたなびはじめと申します。
      コメントありがとうございます。

      昨年の美術検定2級はコロナ禍の影響で、オンライン形式が採用されたため、自宅で受検いたしました。

      個人的な反省として、美術検定のテキストをもっと読み込んでおくべきだったと思っています。直感的に回答できるくらいに。私には、1問ずつじっくりと考える余裕はありませんでした。
      併せて、問題集を何度も解いておくべきだったと感じています。(少し大袈裟ですが、暗記するくらいに)

      日本の主要な美術館の取り組みや話題についてもアンテナを張っておくべきだったと感じました。最後の方に出題される実践問題は、資料を読み回答したり、会話を読み解くような問題が出題されます。単に作品を知っているというだけでなく、美術(美術館を含む)のすばらしさなどを人に伝えられるような視点が求められるのだと思います。

      ほとんど自己反省にしかなっていなくて申し訳ありません。
      美術検定のテキストと問題集、加えて主要な美術館の特色や取り組みを含む時事問題もチェックされるとよいかと思います。

      少しでも参考になれたらうれしいです。
      コメント、ありがとうございました。

      ※お名前は「○○」とさせていただきました。ご了承ください。

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