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ヴァイオリニスト諏訪内晶子によるベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ第7番」

諏訪内晶子 ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第7・9番_01
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チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」・諏訪内晶子」の記事に続き、諏訪内晶子さんについてのご紹介です。

今回は彼女のアルバム「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番/第9番《クロイツェル》」から、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 第7番をセレクト。

ベートーヴェンはヴァイオリン・ソナタを10曲遺しています。第5番には「春」、9番には「クロイツェル」と付いていますが、7番は「ハ短調 作品30の2」となっています。作品番号だけですね。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
単品ではないけれど通称があったんだよ。
詳しくは後でね。

諏訪内晶子さんがストラディバリウス(ドルフィン)を使用して録音するようになったのは2000年(平成12年)以降と聞いています。今回のベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ 第7番」は2008年(平成20年)に録音されているので、ドルフィンを用いて演奏されているはずですね。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
このCDは数年前に指揮者サカリ・オラモ氏が来日したとき、諏訪内晶子さんがソリストとして演奏したコンサート会場(サントリーホール)で購入したんだ。

僕はミーハーだから、コンサート終了後にはサインをもらうために並んだんだ。
一瞬だったけれど、諏訪内晶子さんと直接間近で会えて感激したよ!

■諏訪内晶子/ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番/第9番《クロイツェル》

  • ヴァイオリン:諏訪内晶子
  • ピアノ:ニコラ・アンゲリッシュ
  • レーベル:DECCA(デッカ)
  • 発売元:ユニバーサルミュージック合同会社【UCCP-9636】

ベートーヴェン作曲「ヴァイオリン・ソナタ第7番」とは(エピソード)

諏訪内晶子 ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第7・9番_02

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番が作曲された日付については詳細不明です。1802年(享和2年)頃だと言われています。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番は、第6番、第8番とともに、ロシアの皇帝だったアレクサンドル1世に献呈された作品でもあります。ベートーヴェンも謝礼を期待していたのかもしれません。(邪推ですが…。)

ヴァイオリン・ソナタ第6・7・8番は「アレキサンダー・ソナタ」とも呼ばれることがあるそうです。

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わたなびはじめの感想:ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第7番」について

諏訪内晶子 ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第7・9番_04

今回ご紹介しているCDを購入したのは、数年前のことになります。

その夜、サントリーホールでのコンサート後には、サインを求めるお客さんが列をなしていました。サインをしていたのは諏訪内晶子さんとサカリ・オラモ氏。それぞれに列ができていました。(諏訪内晶子さんの行列の方が長かったと記憶しています。)

わたなびはじめ
わたなびはじめ
サカリ・オラモ氏といえば、2019年(平成31年・令和元年)BBCプロムスのラスト・ナイト・コンサートで指揮を務めた人物だね。

私はコンサート会場で購入した「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番/第9番《クロイツェル》」のCDを携えて、諏訪内晶子さんにサインをいただき、握手をしてもらいました。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
ミーハー癖 丸出しだな!

諏訪内晶子さんは白い手袋をされていました。そこはプロフェッショナルですから、当然のことだと思いました。

本当はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のCDにサインして欲しかったのですが、すでに持っていたため、コンサート会場では「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番/第9番《クロイツェル》」を購入したのです。

仕方なく購入したわけではありませんが、一番欲しかったCDではなかったことも事実です。現在は「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番/第9番《クロイツェル》」を購入して良かったと思っています。

このCDは2008年(平成20年)1月14日~17日にかけて録音・収録された作品です。録音場所はフランス・パリのノートルダム・デュ・リバン。

諏訪内晶子さんのヴァイオリンとニコラ・アンゲリッシュ氏のピアノが、絶妙なバランスで収められています。

ヴァイオリンだけが主張しているわけではなく、ときにピアノが鮮明に響き渡ります。ピアノがヴァイオリンの引き立て役というよりも、ヴァイオリンとピアノで成立している感じが伝わってきます。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番は4つの楽章で構成されています。
【 】は今回のCDの演奏時間です。

■第1楽章【7分42秒】

主題は耳に馴染みやすいもので、熱い情熱をイメージしました。

■第2楽章【9分30秒】

非常に滑らかで美しい旋律。だからといって眠くなることはない感じです。

終盤の優雅なヴァイオリンの旋律とピアノがすばらしい。

■第3楽章【3分46秒】

短めの構成になっています。

明るく踊り出しそうなピアノにヴァイオリンが乗ってくる感じです。

■第4楽章【5分25秒】

イントロは強めのピアノと追い打ちをかけるようなヴァイオリンで始まります。これまでの楽章をピシッと引き締める感じす。

激動のなかを駆け抜けるイメージを勝手に思い描きました。

第1~4楽章にわたる曲全体に、メリ・ハリを与えている感じがします。

私はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタについては、ほとんど聴いたことがありませんでした。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 第7番は、聴けば聴くほど好きになる曲だと思います。

最初に耳にした第7番が、諏訪内晶子さんのヴァイオリン演奏で良かったと思っています。

ヴァイオリン好きを公言しているのにも関わらず、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタに関心を持っていなかったなんて自分でも驚いています。

他の方の演奏で第7番を聴いてみたい気持ちもありますが、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲を諏訪内晶子さんの演奏で聞きたい気持ちの方が強いですね。

まとめ

諏訪内晶子・ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第7番」
  1. 諏訪内晶子さんは日本を代表する世界的ヴァイオリニストの一人。
  2. 諏訪内晶子さんの使用するヴァイオリンはストラディバリウス(ドルフィン)。
  3. ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番は、聴けば聴くほど好きになりそうな曲。

■関連CDのご案内です。
    

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