モーツァルトが作曲した「アレルヤ」は、表情豊かに「アレルヤ」が繰り返される、華やかで明るく軽快な楽曲です。
レオンティン・プライスの歌声で、指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で聴いた感想をお伝えします。
■カラヤン/アヴェ・マリア
- ソプラノ:レオンティン・プライス
- コーラス:ウィーン楽友協会合唱団
(合唱指揮:ラインホルト・シュミット) - 演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
- DECCA【UCCD-9510】
- 発売・販売元:ユニバーサル ミュージック株式会社
アレルヤ(モーツァルト作曲)とは

今回ご紹介する「アレルヤ」の話をする前に、モーツァルト作曲の「エクスルターテ・ユビラーテ」について触れますね。
「踊れ、喜べ、幸せなる魂よ」などと邦訳されることもある「エクスルターテ・ユビラーテ KV.165」は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが3度目のイタリア旅行の際に作曲した作品です。
モーツァルトは自身のお気に入りだったカストラート歌手のヴェナンツィオ・ラウッツィーニのために、1773年(安永2年)この曲をミラノで制作しました。
初演されたのも1773年(安永2年)で、場所はイタリア・ミラノのテアチノ教会でした。
成長に伴う声変りを回避させるためだったらしい。
カストラート歌手は男性でも高音域の歌声を披露できたみたい。
現代では人道的な問題も鑑みられて、行なわれていないよ!
「エクスルターテ・ユビラーテ」は3つの楽章で構成されている教会音楽です。その第3楽章が今回ご紹介する「アレルヤ」なのです。
「アレルヤ」は人気が高い楽曲で、単独で歌われることもあります。
わたなびはじめの感想:アレルヤ(モーツァルト作曲)について

ここからは『カラヤン/アヴェ・マリア』に収録されている、モーツァルト作曲「アレルヤ」の感想をお伝えします。
※【 】は、今回聴いたCDでの演奏時間です。
■アレルヤ【3分02秒】
軽快で華やかな雰囲気の楽曲です。ちょっぴりのどかな感じもします。私が思い描いていた教会音楽のイメージとは少し違いますね。
歌詞は「アレルヤ(神を褒め称えよ!の意味)」が繰り返されます。
「アレルヤ」の表現にも様々な表情があって、心が晴れやかになるような明るい楽曲です。ラストの「アレルヤ~」はの歌声は超高音域です。
今回ご紹介している「アレルヤ」はソプラノ歌手レオンティン・プライスが歌っていますが、もともとは男性歌手のために作られたというのが信じられないほどの高音が求められます。
このモーツァルトの「アレルヤ」は、「カラヤン/アヴェ・マリア」【CD】のラストを飾る曲になっています。
カラヤンが指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏もすばらしいです。
キラキラした鮮やかな色彩に例えることのできる楽曲だと思います。

まとめ
- 1773年にモーツァルトが作曲した作品。
- 「アレルヤ」は、「エクスルターテ・ユビラーテ」の第3曲(最終曲)。
- 歌詞は「アレルヤ」のみが繰り返される。
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