クラシック音楽

晴れやかな気分を味わうなら!モーツァルト作曲「交響曲第29番」|カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

カラヤン・モーツァルト交響曲第29番

曇りがちな心を晴れやかにしたいときのおすすめは、モーツァルトの「交響曲第29番」。

今回は、1988年(昭和63年)にサントリーホールで演奏されたモーツァルト「交響曲第29番」の公開録音盤です。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の奏でる流麗で美しいの演奏は最高です。

この録音は、カラヤンが亡くなる1年前に公開収録された音源をリマスターしたCDです。

カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、晴れやかな気分になれますよ!

カラヤン・ラストコンサート1988/モーツァルト「交響曲第29番」/チャイコフスキー「交響曲第6番≪悲愴≫」

  • 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • 演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • ドイツ・グラモフォン
  • ユニバーサル・ミュージック株式会社【UCCG-1402】

モーツァルト作曲「交響曲第29番」とは

カラヤン・モーツァルト交響曲第29番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがザルツブルクで「交響曲第29番」を作曲を終えたのは、1774年(安永3年)4月6日。モーツァルトが18歳のときでした。

18歳の青年が、それまでに用いたイタリア風の様式とウィーンで発達した交響曲の様式を掛け合わせて、見事に調和させたのですから驚きです!

モーツァルトがウィーンの交響曲様式を取り入れたのは、1773年(安永2年)の約2ヶ月間に渡るウィーン旅行が影響しています。特に「交響曲の父」とも呼ばれるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンからの刺激は強かったことでしょう。

モーツァルトが10代で作曲した交響曲のうち、この「交響曲第29番」と1773年(安永2年)に作曲した「交響曲第25番」は非常に人気の高い作品です。

『カラヤン・ラストコンサート1988/モーツァルト「交響曲第29番」/チャイコフスキー「交響曲第6番≪悲愴≫」』のライナーノーツには、「交響曲第25番」について次のような解説がなされています。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)のザルツブルク時代の交響曲の中で、1773年作の第25番ト短調K.183と並ぶ最高傑作。アインシュタインは両曲を「ひとつの奇跡」と賞し、モーツァルト自身後年ウィーンで演奏したほどの自信作でもある。

出典:『カラヤン・ラストコンサート1988/モーツァルト「交響曲第29番」/チャイコフスキー「交響曲第6番≪悲愴≫ライナーノーツ』
解説:柴田克彦 4ページ

かの論理物理学者アルベルト・アインシュタインが、他分野の秀でた作曲家の作品を称賛していたのは印象的です。豊かな感性と他者を称賛する気持ちを持ち合わせていた方だったのでしょう。

モーツァルトの交響曲第29番で使用されている管楽器は、木管ではオーボエ(×2)、金管ではホルン(×2)のみです。現在のオーケストラの編成と比べると、クラリネットやフルート、ファゴット、トランペット、トロンボーン、チューバなどがない分、管楽器の種類に少なさを感じます。

しかし、交響曲自体からは全く物足りなさを感じません。滑らかで颯爽とした曲に仕上げられています。

指揮ヘルベルト・フォン・カラヤン、演奏ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるモーツァルトとチャイコフスキーの交響曲です。

わたなびはじめの感想:モーツァルト「交響曲第29番」について

モーツァルト像モーツァルト像

モーツァルトの作曲した作品には耳馴染みのある曲が多く、聴くことに対する抵抗感はほとんどありません。交響曲第29番もそのひとつ。

弦楽器と管楽器2種類で、これほどまでに軽快で心地よい曲を作り上げることができるとは…驚きしかありません。

最晩年のカラヤンと世界屈指のオーケストラであるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が紡ぎ出す、最高のライブ演奏のひとつだと思います。

カラヤンは通常、コンサート前にレコーディングすることで練習し、生演奏時に最高の状態を迎えるように調整していたと言われます。通常のスタジオ録音でも十分すばらしいのに、コンサートはその上を行く演奏になるはず!

実際にサントリーホールで、カラヤン&ベルリン・フィルの生演奏を聴くことができた方が羨ましい限りです。

それでは各楽章ごとに印象をお伝えしますね。

■第1楽章

多くの人がどこかで耳にしたことのあるであろう第1主題が、徐々に音量を増していきます。颯爽としていて、この楽章だけで爽やかで晴々とした気分になれそうです。

4つの楽章のうち最長の演奏時間です。とはいえ、4つの楽章の演奏時間は4分後半~7分半程度ですが…。

■第2楽章

落ち着いた雰囲気で始まります。イメージですが、日が差し込んでいる洋風庭園の中を散歩しているような感覚に。優雅さに浸れる楽章です。

休日の寝起きに聴いてもいいかもしれません。

■第3楽章

揺れるような旋律が続きます。
穏やかに始まりますが、所どころアクセントがつくので退屈しません。

どちらかというと、心が落ち着く感じのする楽章です。

■第4楽章

この作品で演奏時間が一番短い楽章です。

穏やかになった状態の心に、華やかさが降り注ぐ感じがします。気持ちが晴れ渡るようです。

所々聴こえる、弦楽器のうねりも印象的。フィナーレも鮮やかです!

全体で25分弱の演奏時間なので、あっという間に終わってしまう感じがします。

カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏後に沸き起こる拍手も臨場感を増しくわえています。(演奏前の拍手も収録されています。)

わたなびはじめ
わたなびはじめ
ウォーッ!カラヤンとベルリン・フィルの生演奏を聴いてみたかったよ~

モーツァルトの交響曲第29番は天気のいい日に聴くと、より一層の清々しさを感じられて、気分向上に効果的かもしれませんよ。

まとめ

モーツァルト「交響曲第29番」
  1. モーツァルトが18歳のときに作曲。
  2. 爽やかで、晴れやかになれそうな曲。
  3. カラヤン&ベルリン・フィルのライブ演奏を楽しめるCD。

■関連CDのご案内です。
    

指揮ヘルベルト・フォン・カラヤン、演奏ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるモーツァルトとチャイコフスキーの交響曲です。

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