音楽・美術に関する用語集

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美術や音楽にまつわる用語についての解説集です。

クラシック音楽・UKロック・美術・美術館の用語を中心にわたなび流の解説を心掛けます。

クラシック音楽・用語解説

クラシック音楽にまつわる用語の解説をお伝えします。

教会カンタータとは

教会カンタータとは、バロック時代・ドイツにおける楽器の伴奏を伴った声楽形式のひとつです。
おもにプロテスタント教会における礼拝用に制作されました。

後期ロマン派とは

後期ロマン派とはクラシック音楽の区分(スタイル)のひとつで、おおよそ、晋仏戦争(1870年)から第一次世界大戦終了(1920年)頃までの期間を指します。

後期ロマン派の特徴を簡単にまとめます。

  1. オーケストラの楽器編成が拡大され、さまざまな楽器が使用されるようになりました。
  2. 演奏時間の長い作品が増えた。
  3. ドラマチックな展開をみせる楽曲が増えた。
  4. それまでにあまり注目されていなかった国の民族音楽的要素を取り入れた作品が増えた。

後期ロマン派の作曲家には、シベリウス、ドビュッシー、R.シュトラウス、ラフマニノフ、マーラーといった音楽家たちがいます。

コラールとは

コラールとは、ドイツでマルティン・ルターにより始まったキリスト教のルター派(プロテスタントの1つ)の讃美歌が起源です。
訓練された聖歌隊が歌い上げる讃美歌とは違い、礼拝に訪れている信者によって歌われます。

その後、ルター派の讃美歌の基本を踏まえた形式の楽曲なども「コラール」と呼ばれるように定着しました。
ルターの主張の影響もあり、ドイツ語で歌われる作品(讃美歌)が多く作られました。

対位法とは

対位法とは、複数のフレーズが独立した状態を保ちつつ調和しながら重なっていく技法のことです。

トッカータとは

トッカータとは、おもに鍵盤楽器のための楽曲形式で17~18世紀前半のバロック時代によく使用されていました。
楽器に応じた即興的な要素を伴う技巧的表現が特長です。

イタリア語の「触る・触れる」を意っています味する言葉が語源にな。

フーガとは

フーガとは、1つまたはそれ以上の主題(曲のメイン・フレーズ)が変化をしながら繰り返されつつ発展していく形式の楽曲のことです。
遁走曲(とんそうきょく)とも呼ばれます。
対位法の総仕上げ的な楽曲形式です。

ロシア5人組とは

19世紀後半のロシアにおいて、民族主義的な音楽を制作した次の5人の作曲家たちのことです。

  • ミリイ・バラキレフ
  • ツェーザリ・キュイ
  • モデスト・ムソルグスキー
  • アレクサンドル・ボロディン
  • ニコライ・リムスキー=コルサコフ

魅力的な音楽を遺した人たちですよね。

ロマン派とは

ロマン派とは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典派の音楽に、ロマン主義という要素を用いて発展させていった音楽です。
もちろん中心は19世紀のヨーロッパでした。

ロマン派は、初期・盛期・後期といった分類をされることがあります。

ロマン派の音楽家としては、ブラームス、ワーグナー、ショパン、リスト、スメタナチャイコフスキードヴォルザークなどが有名です。

美術&美術館・用語解説

絵画を中心とする美術用語や美術館にまつわる解説をお伝えします。

カプリッチオ(幻想的風景画・奇想画)とは

カプリッチオ(幻想的風景画・奇想画)とは、実際に存在する建造物や古代遺跡に、架空の人物や遺蹟などをミックスして描いた風景画のことです。

バルビゾン派とは

バルビゾン派とは、1830年代にフランスで誕生した画家の一派です。

バルビゾンとは村の名称で、風景や農民などを描く画家たちが集まって活動していました。「落穂ひろい」で有名なミレーは、バルビゾン派の中心的な画家の一人です。

バロック絵画とは

バロック絵画とは、およそ16世紀の終わり頃から18世紀中頃にかけてバロック様式を用いて描かれた絵画のことです。

バロック様式は近世ヨーロッパの美術・文化の様式で、イタリアのローマ、ヴェネツィア、フィレンツェ、マントヴァで生まれました。
その後は広くヨーロッパに伝播していきました。
ネサンスの芸術運動後に誕生した、美術や文化の様式のひとつですね。

バロック絵画の特徴としては、明暗の表現、豊かな色彩、劇的ともいえる描写表現が挙げられます。

そもそも「バロック」という言葉は、当初は品位に欠けるといった意味を含む侮蔑的な表現だったようです。

バロック絵画を代表する画家を幾人かご紹介します。

  1. カラヴァッジョ(イタリア)
  2. レンブラント(オランダ)
  3. フェルメール(オランダ)
  4. ルーベンス(フランドル)
  5. ベラスケス(スペイン)

etc...

フェート・ギャラントとは

フェート・ギャラントは「雅宴画」のことです。

ロココ時代のフランス人画家アントワーヌ・ヴァトーが、フェート・ギャラントでは有名です。

王族や貴族などの高貴な人々を優雅に描く風俗画とも言えます。

ヴェドゥータ(都市景観画)とは

ヴェドゥータ(都市景観画)とは、都市の景観を描いた絵画や印刷物のことです。
写真のような精密さが特長です。

マニエリスムとは

マニエリスムとは、ルネサンス後期からバロック期の間にイタリアを中心に現れた美術様式のことです。
ルネサンス期の巨匠たちに学びつつもさらなる感情表現を目指したもので、誇張された人体表現や派手な色彩が特徴です。

■マニエリスムの代表的な画家

  • フランチェスコ・パルミジャニーノ
  • ロッソ・フィオレンティーノ
  • エル・グレコ(スペイン)

ロココ様式とは

ロココ様式は、ルイ15世在位中(18世紀)のフランス宮廷から広まった、バロック時代に続く美術様式のことです。

UKロック・用語解説

UKロックにまつわる用語の解説をお伝えします。