2020年(令和2年)もあっという間に7月後半になった今日このごろ。
今年は「美術検定2級合格」を掲げて学習していますが、コロナ禍で美術検定が実施されるのかどうか不安視していました。
新型コロナウィルスが収束したとは言えない状況で、会場を借りて実施する従来の試験方法がどうなってしまうのか心配していました。
結論をお伝えすると、2020年(令和2年)も美術検定は実施されます。しかし例年とは違った試みが採用されてるので、この記事では美術検定にまつわる最新情報をご紹介します。
美術検定公式サイトにおける2020年6月5日の重要なお知らせについて

美術検定公式サイトでは、6月5日に2020年美術検定試験実施にまつわる「重要なお知らせ」が掲載されました。
その概要は、新型コロナウイルス感染症の対策として、オンライン試験として実施するというものでした。
美術検定公式サイトから一部引用紹介させていただきます。
今般、一般社団法人美術検定協会では、新型コロナウイルス感染症に対する受験者の皆様の安心・安全の確保と感染拡大防止を最優先に考え、11月8日(日)に全国の会場で開催を予定しておりました「2020年美術検定」および、通年で開催しております「美術検定4級CBT試験」につきまして、会場およびテストセンターでの開催を中止し、パソコン等とインターネットを使用し、ご自宅等で受験いただける「オンライン試験」による実施方法に変更することといたしました。
出典:『美術検定公式サイト オンライン試験について』
URL:https://www.bijutsukentei.com/online-test
美術検定のオンライン試験化に伴って、次の準備が必要になります。
- パソコン、タブレット機器の準備。
- インターネット環境の準備。
当ブログをご自身のオンライン機器でご覧いただいている方は問題ないかと思いますが…念のため。
※スマホでの試験は推奨されていません。
これに伴って、受験場所は「自宅など」となっていました。インターネット環境が整っていない場合は、自宅でなくても受験できるということでしょうね。もしかすると、図書館やカフェなどでもOKなのかもしれません。
オンラインでの実施となる試験は次の通りです。
- 2020年美術検定:2020年11月8日(日)に開催予定。
- 美術検定4級CBT試験:通年開催中
注意を促す文章として、「すでに申込んでいる予約は有効で、予約した日時にテストセンターで受験できる」といった主旨の記載がありました。併せて、「4級CBT試験の申し込みは9月27日まで」となっているようです。
4級以外の試験日については、以前に告知されていた日付と変更されていないようです。
気になる申し込み開始時期
最新情報については美術検定公式サイトで随時確認が必要ですが、現時点での申し込み開始時期は次のようになっています。
- 2020年美術検定:2020年(令和2年)9月中旬。
- 美術検定4級オンライン試験:2020年(令和2年)7月下旬。
んっ?
私は美術検定4級のことをあまり考えていなかったので少し混乱していますが、上述した「4級CBT試験」と「美術検定4級オンライン試験」は別モノということなのでしょうね。そうでないと、申込に関する記載に統一感がなくなってしまいますから。
2020年(令和2年)9月にオンライン試験申込サイトがオープンするようです。
私の早とちりでした。公式サイトの下の方に次のような記載がありました。
※「オンライン試験」は、会場でのペーパー試験・CBT(コンピュータ)試験を提供する(株)CBTソリューションズのサービスとは異なります。
出典:『美術検定公式サイト オンライン試験について』
URL:https://www.bijutsukentei.com/online-test
動作環境チェックについて
美術検定公式サイトには、オンライン試験を受験する際の推奨OSやブラウザ等の情報も記載されています。ちなみに「Google Chrome 最新版(推奨ブラウザ)」をダウンロードできるリンクも貼られていました。
推奨環境としては、PC(Windows、Macintosh)とタブレット(iPad、SmartPhone Tablet)とあり、スマホについては記載されていませんでした。
動作確認のためのサンプルテストも試すことができますよ。
サンプルテストを行なってみました。
自慢になってしまいますが、全問正解でした。
一般社団法人美術検定協会主催 2020年 美術検定受験要綱について

ここであらためて美術検定の受験要綱もご紹介します。
美術検定受験資格について
受験資格を一覧にまとめました。
美術検定2、3、4級 | どなたでも受験できます。 |
---|---|
美術検定1級 | 美術検定(もしくは旧アートナビゲーター検定)2級取得者だけが受験できます。 |
2020年に実施される美術検定では、【1級】【2級】【3級】【4級】の検定試験が実施されます。
※4級については、年間を通じてオンライン試験の受験ができるようです(2020年(令和2年)7月 開始予定 )。
美術検定・試験開催時間について
2020年7月21日時点では、各級の試験実施時間(当日のスケジュール)についての情報は公開されていません。
美術検定 各級の出題形式・試験時間、受験料について
こちらも一覧にまとめてみました。
級 | 出題形式 | 試験時間 | 受験料 (2020年) |
4級 | 選択式(約50問) | 45分 | 3,970円(税込) |
3級 | 選択式(約100問) | 60分 | 6,110円(税込) |
2級 | 選択式(約100問) | 90分 | 7,950円(税込) |
1級 | 選択式および記述式 | ?分 | 9,990円(税込) |
美術検定1級の試験時間については、記載されていませんでした。
美術検定受験結果の通知について
結果については、受験者全員に合否が通知されます。
4級の場合は即時に通知され、その他の級については後日結果が届くようです。
合格者には「合格認定証」が発行されます。
美術検定 受験までの流れ
美術検定の受験の流れは、おおまかに① ⇒ ⑤の順になります。
- 受験環境の整と動作確認
- 会員登録
- 受験料の支払い
- 受験
- 結果の通知
美術検定各級の出題範囲について
美術検定の出題範囲については、公式サイトから引用させていただきます。
4級
西洋美術・日本美術の基礎知識として、代表的な作品や作家を知る。
3級
西洋美術・日本美術の基礎知識に加え、動向や形式など美術史に関わる概念を理解し、歴史的な流れを知る。
2級
美術に関する幅広い知識を持ち、美術史に関わる様々な概念を理解する。また美術鑑賞の場の役割や現状を理解する。
1級<アートナビゲーター>
美術に関する幅広い知識・情報をもとに、美術作品や美術をめぐる動向について自身で解釈・思考ができる。
さらに他者に対し、作品のより深い理解へ導くための具体的なナビゲート(道案内)の方法や手段を考えることができる。出典:『美術検定公式サイト「出題範囲」』
URL:https://www.bijutsukentei.com/coverage
美術検定の選択肢問題(2~4級)の構成
こちらについても美術検定公式サイトから引用紹介させていただきます。
・美術史問題:美術作品や作家、時代、様式、運動など美術に関する知識を問う。
・知識・情報の活用問題:作品や資料など美術に関する情報から、総合的に判断・思考する能力を問う。
・実践問題(2級のみ):美術鑑賞の場の役割や機能、現状に関する知識を問う。出典:『美術検定公式サイト「出題範囲/参考書籍」』
URL:https://www.bijutsukentei.com/coverage
気になる合格の目安について
美術検定【2級】【3級】【4級】における合格の目安は、正答率約60%です
ですが、受験者全体の解答率によって左右することもあるようです。
それが「約」の部分なのでしょう。
美術検定2級の合格基準について
美術検定2級の場合は、注意が必要です。
次のそれぞれで、約60%の正答率を達成する必要があります。
- 美術史問題、知識・情報の活用問題
- 実践問題
美術検定1級の合格基準について
美術検定1級の場合は、一定の基準に達すれば合格です。
正直なところ、受験経験のない私には1級の合格基準が全くわかりません。
■美術検定公式サイトは下記リンクからどうぞ!
まとめ
- 2020年の美術検定試験日は11月8日(日)にオンラインで実施される。
- 申し込み開始は9月からスタート!
- コロナ禍の対策を踏まえて、美術検定が実施させるのは喜ばしい。
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