メリハリの効いた高揚感を味わえる曲。
それがMUSE(ミューズ)の「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」です。
2003年(平成16年)にリリースされたMUSE(ミューズ)の3rdアルバム「ABSOLUTION(アブソルーション)」に収録されています。
今回は「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」の由来や魅力に迫りたいと思います。
■MUSE(ミューズ)/ ABSOLUTION(アブソルーション)
- Taste Media
- 発売元:エイベックス株式会社
- 販売元:株式会社エイベックス・ディストリビューション
- 【CTCM-65049】
MUSE(ミューズ)「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」の由来

最初に質問です。
「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」すなわち「蝶 と ハリケーン」というタイトルから、どのような印象を受けますか?
もしかすると、次のようなことを連想されるかもしれませんね。
- ハリケーンになすすべもない蝶。
- ハリケーンに必死で抗う蝶。
- 小さいことから大きなことが生じる可能性。
- 小さな蝶と巨大なハリケーンとの対比。
etc...
私が「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」というタイトルから感じたのは、「イギリスにはこういう諺(ことわざ)があるのかな?」という疑問でした。
ですが、「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」というタイトルには、「カオス理論のバタフライ効果」が関係しているのだそうです。
理系の方にはピンとくる方が多いかもしれませんが、私には全くわかりません。
MUSE(ミューズ)はアルバムタイトルに「The 2nd Law(熱力学第二法則)」といったネーミングをするバンドです。「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」も、マシュー・ベラミーがバタフライ効果という科学的な要素に触発されてできた曲なのでしょう。
バタフライ効果とは、「蝶の小さな羽ばたきも連鎖反応によってハリケーンのような大きなものとなる可能性があること」を表しているのだと思います。(間違っていたらごめんなさい。)
「小さい努力が大きな成果を生み出す」的な希望を感じるのは私だけでしょうか。
わたなびはじめの感想:MUSE「Butterflies & Hurricanes」について

「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」は、静かに始まりますがすぐに音量や熱量が上がり、美しいピアノのパートの挿入後、再度盛り上がるメリハリの効いた楽曲です。
そのため私の場合、やる気があまり出ないときなどに聴く傾向があります。もちろん、そうでないときもありますよ。
歌詞も繰り返されるので、強いメッセージ性を感じます。「change」や「fight」「Your time is now」など、ストレートにやる気を奮い立たせる内容になっています。
ちなみに、歌詞には「Butterflies & Hurricanes」という文言は含まれていません。
私はこの楽曲のメッセージとして、「今こそ自分の殻を打ち破り、自分を変えるときなんだ!」といった励ましを感じます。見方を変えれば「扇動」とも受け取れるかもしれませんが…
一歩前に踏み出したいときなどにもピッタリな曲かもしれませんね。小さな蝶の羽ばたきも連鎖反応を繰り返し、ハリケーンのような巨大な力へと変貌する可能性があるかもしれないのですから。
ロックにクラシック風のピアノの旋律が組み合わされるのも悪くないですよ!(この曲の場合、ラフマニノフっぽい感じかな。)
まとめ
- 「Butterflies & Hurricanes(バタフライズ & ハリケーンズ)」はMUSEの3枚目のスタジオ・アルバムに収録された楽曲。
- カオス理論のバタフライ効果に触発されて作られたであろう作品。
- 曲中のピアノパートも美しい!
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