OASIS(オアシス)の1stアルバム「DEFINITELY MAYBE(邦題:オアシス)」に収録された「Slide Away(スライド・アウェイ)」。
私には、もう一度やり直したい男の切ない願いが込められている歌のように思えてなりません。
明るい曲ではないけれど、切ないムードがたまらない1曲。OASIS(オアシス)というバンドの魅力を高めている作品のひとつのように思うのです。
今回はOASIS(オアシス)の「Slide Away(スライド・アウェイ)」をご紹介します。
■OASIS(オアシス)/ DEFINITELY MAYBE
- Sony Music Entertainment
- EPIC / SONY RECORDS【ESCA 6045】
OASIS(オアシス)「Slide Away(スライド・アウェイ)」

「Slide Away(スライド・アウェイ)」はOASIS(オアシス)の1stアルバム「DEFINITELY MAYBE(邦題:オアシス)」に収録されている楽曲です。
1994年(平成6年)に発表された「DEFINITELY MAYBE」は、イギリスのチャートで1位を獲得し、現在までに世界中で1,000万枚以上を売り上げていると言われています。
「DEFINITELY MAYBE」は、「ロックンロール・スター」「リヴ・フォーエヴァー」「スーパーソニック」など、OASIS(オアシス)の代名詞的楽曲が収録されれている名盤といえるアルバムです。
「Slide Away(スライド・アウェイ)」も「DEFINITELY MAYBE」に収録されている楽曲の中で、非常に魅力的な作品のひとつです。
「Slide Away」を日本語にすると、「滑る」と「離れて、去って」という言葉の組み合わせですから、「滑るように去っていく」みたいな意味合いになるのでしょう。それが転じて「逃避」や「行き違い」のように解釈するべきなのかもしれません。(正直なところ、正確な意味合いやニュアンスは不明です。)
もしも「Slide Away」が「逃避」的な意味合いだとすれば、「すれ違い」と解釈した場合とは歌詞全体の印象がだいぶ変わってしまいます。
おそらくはOASIS(オアシス)のメンバーもその辺の解釈は聴き手にゆだねていると思いますが、個人的には「すれ違い」の方が受け入れやすいです。
「Slide Away(スライド・アウェイ)」は、イントロからして明るい未来を感じさせる気がしません。歌詞も、どこか淡々と過去を振り返りながら、もう一度やり直したい願いを訴えているように感じられます。
楽曲の雰囲気も切なさがより増し加えられる気がするので、「すれ違い」と解釈する方が私は好きですね。
ちょっと残念…
誤解を恐れずに書かせてもらうなら、「Slide Away(スライド・アウェイ)」は歌詞の意味が分からなくても音楽的な魅力だけで十分魅力的な楽曲です。
わたなびはじめの感想・OASIS「Slide Away」

13曲が収録されている「DEFINITELY MAYBE(邦題:オアシス)」の中で、最後から2番目に位置している「Slide Away(スライド・アウェイ)」。
「ロックンロール・スター」で華々しく始まり、アコースティックな「マリード・ウィズ・チルドレン」でほのぼのと締めくくられる直前に位置しているわけですから、アルバムの構成を考えるとベストな配置だと思います。
「Slide Away(スライド・アウェイ)」のちょっぴり大人な雰囲気も、アルバム全体の中で存在感を放っています。
私は「切ない」とか「寂しげ」な曲が嫌いではないのだと実感しています。「Slide Away(スライド・アウェイ)」が好きな理由も、そんな音楽的志向が関係しているのでしょう。
OASIS(オアシス)をまだ聴いたことがないのなら、「Slide Away(スライド・アウェイ)」も味わってみてくださいね。
まとめ
- 「Slide Away」は、オアシスの1stアルバム「DEFINITELY MAYBE(邦題:オアシス)」に収録された曲。
- 「Slide Away」をどう解釈すればよいか、正直よくわからない。
- 英語がわからなくても、切ない雰囲気がステキな楽曲として味わえる。
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