美術検定2級合格のための学習開始から数日が経過しています。
「美術検定2級取得の学習」と題するシリーズでは、公式テキストから学んだことや気になるポイントを深堀したことなどをご紹介します。
結局のところ、この記事を書いていることも美術検定2級合格のための学習の一部です。インプットしたことをアウトプットすることで、記憶を定着させる効果を期待しています。
ということで、今回は「原始・古代の美術」です。1度にご紹介することができそうもないので、複数回に分けることにしました。
深堀した内容が必ずしも正解ではないこともありますのでご注意くださいね。
原始・古代の美術とは、どんなものが対象なの?
まずはじめに、原始・古代の美術は何から始まるのかが気になりました。
ショーヴェ洞窟の壁画。
フランスにあるこの壁画が、最古の美術作品のようなのです。もちろん、それ以前にもあったのかもしれませんが、「確認されている」とか「見ることができる」といった意味を含んでいます。
「そうか…こういった壁画も、美術作品として美術検定の出題範囲に含まれるのか…」これが最初の感想です。
原始とか古代と表現されると、私にとっては想像を絶する時間の隔たりを感じます。100年前でもかなりの隔たりを感じますので…
原始・古代の美術を扱うとなると、考古学的な雰囲気も感じますよね。ワクワクする人もいらっしゃるかと思いますが、私の場合は正直に言って興味の対象範囲外です。私の興味関心は、基本的に中世以降の絵画です。
とはいえ、美術史の流れや後世への影響を考えると、無視するのはもったいない気もします。
「これも私の興味対象に何がしかの影響を与えているかもしれない!」と考えて学んでいこうと思いました。
原始の美術・ショーヴェ洞窟の壁画
「ショーヴェ洞窟の壁画」の「ショーヴェ」とは、この洞窟を発見した学者さんのお名前です。どうやら3人の学者さんがいたようですが、そのうちの一人の名前が付けられているわけです。
ショーヴェ洞窟の壁画は約3万2000年前のものだとか。
ショーヴェ洞窟があるのはフランス南部です。
発見されたのが1994年とのことですから、私が中・高生の頃には知られていなかったことになります。
どうも聞きなれない洞窟名だと感じていました。私の記憶にかすかに残っているのは「ラスコーの壁画」ですから。ショーヴェ洞窟の壁画は、ラスコー洞窟の壁画よりも古いことになっています。
ショーヴェ洞窟の壁画には、200を超える動物の壁画が残されているそうです。こうなると、少し興味が湧いてきます。
先日観に行ったアーティゾン美術館・開館記念展の展示作品数が260点前後だったはずです。かなり見ごたえがあたので、洞窟を探検しながら壁画を200点以上観てまわったら、感動しそうです。暗くて狭い空間には、少し怖さも感じるかもしれませんが…
そうそう、ショーヴェ洞窟は世界遺産にも登録されているそうです。世界遺産検定にも出題されるかもしれませんね。
原始の美術・ストーンヘンジ
ストーンヘンジはイギリス南部にある巨石を積み並べた作品です。作品という表現が適切かどうかは不明ですが、ここではそのように記載しますね。
「ストーンヘンジも美術検定のテキストに載るのか?」と思いました。
なぜなら、絵画、彫刻、建築はわかるのですが、ストーンヘンジは何なのかよくわかりません。巨石を並べたり積んだりしているので、建築に該当するのでしょうか?
「巨石文化」とか「遺跡」と言われると、美術というか芸術に関係しないでもありません。私にとってはミステリーの範疇(はんちゅう)に含まれています。
ストーンヘンジはBC2500~BC2000年頃に作られたと考えられています。周辺の土塁などはもっと古いモノだとか…。
ストーンヘンジもエーヴベリーの遺跡群と一緒に、ユネスコの世界遺産に登録されています。
個人的には、イギリスに対する興味が強いので、ストーンヘンジも観てみたいところです。
クラシック音楽では、エルガーの行進曲「威風堂々」やホルストの「惑星」などの超ポピュラーな音楽が広く知られている。
1960年代以降には、優れたミュージシャンも数多く輩出。
僕はあまり詳しくないけれど、その筆頭はビートルズかな。
その他にもレッド・ツェッペリンやザ・フー、ディープパープル、オアシス、MUSEと紹介しきれないくらいだよ。
音楽の祭典「BBCプロムス・ラストナイトコンサート」も、いつの日か生で鑑賞したいな~。
鑑賞と言うよりも参加と表現した方が適切かもしれないね。
定番の楽曲の大合唱の輪に加わってみたんだ!
そんなアーティスト達のゆかりの地を巡りつつ、ストーンヘンジも観てみたいと妄想していました。
ストーンヘンジに話を戻しますが、残念ながらその目的については解明されていないようです。「残念」ではなく、「ロマン」なのかもしれませんね。
まとめ
- 現在確認されている最古の美術作品「ショーヴェ洞窟の壁画」。
- 未だ目的が解明されていない「ストーンヘンジ」。
今回は、多少個人的妄想に走る部分もありましたが、原始の美術の中から2つを取り上げてみました。今後もこのような美術検定学習のアウトプットを続けていきます。
どうぞお付き合いください。
■参考文献
- 「改訂版 西洋美術の歴史」監修 横山勝彦、半田滋男/編集 美術検定実行委員会/発行 美術出版社
- 「西洋美術の歴史」著者 H・W・ジャンソン、アンソニー・F・ジャンソン/訳者 木村重信、藤田治彦/発行 創元社
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