クラシック音楽

メンデルスゾーン作曲/メイヤー編曲「あめにはさかえ」|L・プライス&カラヤン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

カラヤン「アヴェ・マリア」「あめにはさかえ」

イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスの時期。

クリスマスを感じさせるテレビCMも流れ始めています。

「あめにはさかえ」(メンデルスゾーン作曲/メイヤー編曲)は何と美しい歌詞のクリスマスキャロルでしょう。

メロディーは作曲家であり指揮者で待ったフェリックス・メンデルスゾーンの曲が用いられています。

レオンティン・プライス(ソプラノ)の歌声で美しい作品の世界に浸ることに。

指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン、ウィーン楽友協会合唱団のコーラス、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で楽しみました。

■カラヤン/アヴェ・マリア

  • ソプラノ:レオンティン・プライス
  • コーラス:ウィーン楽友協会合唱団
    (合唱指揮:ラインホルト・シュミット)
  • 演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • DECCA【UCCD-9510】
  • 発売・販売元:ユニバーサル ミュージック株式会社

あめにはさかえ(メンデルスゾーンー作曲/メイヤー編曲)とは

クリスマス・イメージ

「あめにはさかえ」の誕生を説明するのは少し複雑です。

今回ご紹介している【CD】「カラヤン/アヴェ・マリア」の解説を基に、順を追ってお伝えしますね。

  1. 1846年(弘化3年)、フリードリヒ・フォン・シラーの詩にフェリックス・メンデルスゾーンが男声合唱と吹奏楽のための祝典歌「芸術家たちに」の第2曲を合わせました。
  2. 1855年(安政2年)、イギリスのウィリアム・ヘイマン・カミングス(歌手・教会オルガニスト)が編曲し、チャールズ・ウェズリー(ウェスレー)の詩を合わせました。

その結果「あめにはさかえ」は、作詞:チャールズ・ウェズリー(ウェスレー)、作曲:フェリックス・メンデルスゾーンとして知られています。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
僕が慣れ親しんでいる賛美歌は「天には栄え」と表記されているよ。

わたなびはじめの感想・あめにはさかえ(メンデルスゾーン作曲/メイヤー編曲)

カラヤン「アヴェ・マリア」

ここからは『カラヤン/アヴェ・マリア』に収録されている、メンデルスゾーン作曲/メイヤー編曲「あめにはさかえ」の感想をお伝えします。

※【 】は、今回聴いたCDでの演奏時間です。

■あめにはさかえ【2分30秒】

オルガンの響きで始まります。

レオンティン・プライスの気迫を感じる歌声。
それでいて押しつけがましくないのがステキです。

コーラスも美しく、歌声に厚みを加えています。

伴奏がシンプルなゆえに、歌声がより力強く迫ってきます。

今回ご紹介している「あめにはさかえ」は、ソプラノ歌手レオンティン・プライスの歌声の美しさが際立っています。

シンプルなオルガンによる伴奏とコーラスとの融合も見事で、すばらしいクリスマス・キャロルになっています。

私は「あめにはさかえ」の歌詞の美しさに惹かれます。
その部分を「カラヤン/アヴェ・マリア」のCDライナーノーツからご紹介します。

つちよりいでし
人を活かしめ
つきぬ命を
あたうるために

出典:『カラヤン/アヴェ・マリア ライナーノーツ』
賛美歌集98 5ページ

これは「あめにはさかえ」の2番の歌詞の後半部分で、「土から作られた人を生かし、永遠の命を与えるために」イエス・キリストがお生まれになったということです。

「つちよりいでし」の部分は、旧約聖書の創世記に記されている天地創造に関連しています。
日本でも「この世の生涯を終えると、体は土(大地)へと帰っていく」といった表現を聞くことがあり、感覚的に理解できると思います。

今の肉体は土へと帰っていきますが、永遠の生命を人々に与えるためにイエス・キリストはお生まれになり、贖罪(しょくざい)を成し遂げられたのです。

贖罪とは、人が自分の力では克服できない「罪」と「死」を取り除くために、神の御子であられるイエス・キリストが執り成しをしてくださったことを意味しています。

「罪」と「死」を克服しなければ神様のもとに帰り、ともに住むことはできないのです。

イエス・キリストはゲツセマネの園で、人が犯す罪やとがのために受けなければならない罰をご自身にお受けになりました。
(ご自身は罪を犯されませんでしたから、いわば人類の肩代わりです。)
そのため、イエス・キリストを信じ、悔い改める人は、罪の許しを受けることができます。

死については、亡くなられたのちイエス・キリストが復活されたことで、全ての人がその同じ祝福を受けることができます。
不死不滅の体(死なない体)をいただくことができるのです。

イエス・キリストは「救い主」「贖(あがな)い主」「仲保者(ちゅうほしゃ:人々が神様のもとに帰ることができるように執成してくれた方の意)」などとも呼ばれます。

それゆえ、イエス・キリストを信じる人々はその誕生を祝うのです。

私は「つちよりいでし 人を活かしめ つきぬ命を あたうるために」という言葉が大好きです。
そのメロディーと相まって、心に響いてくる感じがします。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
基本的にクリスマスキャロルやクリスマスの賛美歌は大好きだけれど、強く歌詞に惹かれるのはこの曲かな。
若い頃に教会の礼拝で歌った時に感じた気持ちが、50歳近くになっても残っているんだね。

イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスの時期に、よく耳にするクリスマスキャロルの意味を考えてみるのもステキなことではないでしょうか。

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まとめ

あめにはさかえ
  1. 曲はメンデルスゾーンの祝典歌「芸術家たちに」第2曲が使われている。
  2. レオンティン・プライスの歌声が美しい。
  3. 歌詞の意味もすばらしい楽曲。

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