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12年前の新聞を発見!東京都美術館「フェルメール展」の号外(別刷り特集)

2008年フェルメール展【号外】
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部屋の整理をしていたら2008年の朝日新聞を発見!

東京都美術館で開催されたフェルメール展の別刷り特集でした。これはおそらく、東京都美術館で配布されていたものだったと思います。

号外」の文字に浮かれて、資源回収に出さすに取っておいたんですねぇ。

懐かしくて読み返しました。

東京都美術館「フェルメール展」の号外(別刷り特集)を振り返る

2008年フェルメール展【号外】

部屋の模様替えなどをする際に、つい手が止まってしまうことってありませんか?

現代の若者にはあまり馴染みがないかもしれませんが、おじさん(私)くらいの世代が若者だったころは写真はフィルムの時代。スマホやデジカメと違って、現像するまできちんと写っているのかわからなかったんです。もちろん「○○万画素」なんて言葉も知りませんでした。

我が家は母と二人暮らしで、裕福とは程遠い感じの生活をしていました。それでも押し入れには、現像した写真をきれいに収納したアルバムが数冊ありました。

アルバムに限ったことではありませんが、懐かしいモノを見つけると作業が中断してしまうことってありますよね。

今回発見した朝日新聞も、古い写真を見つけたような感覚になりました。12年前の2008年(平成20年)6月27日付けの別刷り特集で、東京都美術館で開催された「フェルメール展」を特集したものでした。(上述した通り、フェルメール展を観に行った際に美術館でもらったものだと思います。)

よく捨てずに取っておいたものだなぁ~

と、我ながら感心してしまいました。フェルメールの作品を観ることができて、うれしかったんですね。きっと。

紙面には「日本初公開のフェルメール作品」と書かれています。こんな文句を見せられたら、フェルメールファンのみならず、絵画ファンやお仕事で美術に関わっている方たちにはたまらないですよ!

フェルメールは現存している作品が少ない画家としても有名です。おそらく30数点くらいしかないと記憶しています。

2008年の「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」では、次の作品が来日しました。そのうち5点が日本初公開だったんですね。

  • 手紙を書く婦人と召使い【日本初公開】
  • マルタとマリアの家のキリスト【日本初公開】
  • 小路【日本初公開】
  • ワイングラスを持つ娘【日本初公開】
  • ヴァージナルの前に座る若い女【日本初公開】
  • リュートを調弦する女
  • ディアナとニンフたち

変色してして古びてしまった新聞では、「フェルメール展」の目玉作品の紹介がされていました。

「フェルメール展」の図録に挟まっていた案内には、作品の変更の経緯が記されていました。当初、展示される予定で、新聞でも紹介されていた「絵画芸術」は、作品保護の関係でこのときの来日は実現しませんでした。しかし、「手紙を書く婦人と召使い」の追加出品が決まったとのこと。

美術館の担当者の方々の苦労が目に浮かぶようです。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
フェルメールの風景画は2作品しかないみたい。
そのうちの1点「小路」が来日したんだ。
確かに珍しいよね。

「首都圏はアートに恵まれている」と、あらためて思う

2008年フェルメール展【チケット】

東京をはじめ大阪や京都などの大都市は、絵画や音楽に身近に接する機会に恵まれていると思います。

世界的に有名な名画といわれる作品の展示や世界有数のオーケストラ、アーティストのコンサートなどのほとんどは大都市を中心に開催されます。もちろん座席数に限りがある公演等は、絶対にチケットが取れる保証はありませんが…

それにしても、北海道の片隅で育った私にとっては夢のようなチャンスです。本当に恵まれていると思います。

私が若かった頃、BOOWYのLAST GIGSに行きいと思ったことがありました。ですが、そもそも上京しなければならないのですから、10代半ばの少年には金銭的に無理な話でした。仮に10,000歩ゆずってチケットが取れたとしても、旅費や宿泊費などどうしようもありませんでした。

上京してからは、美術館やコンサートに行ける可能性がグンと高くなりました。

とはいえ、東京に住んでいるからといって興味・関心のある全てのイベントに行けるわけではありません。仕事が忙しかったり、病気やその他の事情で行けないこともありました。

それでも、振り返ってみると素晴らしい機会に何度か恵まれていたと思います。

2020年に入ってもう3ヶ月が経過しました。4月といえば、新しい年度のはじまりです。

ところが現在は、新型コロナウィルスの影響により、不要不急の外出を控えることが求められています。自分だけでなく、周囲の方々に迷惑をかけないためにも大切なことだと思います。

そうはいっても、不安が払拭できるわけではありません。特に新しい環境に身を置くことになる、新入学生、新社会人の方々は複雑な思いをされていることでしょう。

私は月に2回、持病で医師のお世話になっています。今日が通院日でした。薬局の薬剤師さんも「電車の利用者がいつもより少なくなっていますよ。どうなるんでしょうね。」といったことをおっしゃっていました。

一日も早く、新型コロナウィルスの影響から解放されることを願っています。

最後に、ちょっとステキな情報もご紹介しますね。

世界が混乱している状況の中、テクノロジーを用いた様々な取り組みが行なわれています。美術に関することでは「Google Arts & Culture」もおもしろい試みです。

世界中の文化遺産がオンライン上に紹介されていて、有名な絵画も観ることができます。インターネットとWEBを閲覧できる環境があれば閲覧できます。地域による制限がほとんどない状態だと言えると思います。

上述したフェルメール作品もいくつか見つけることができました。

まとめ

フェルメール展
  1. 2008年に東京美術館で開催された「フェルメール展」では日本初公開作品5点が展示された。
  2. 「Google Arts & Culture」で美術鑑賞するのもおもいしろい。

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