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名シーンが蘇る!レナード・バーンスタイン作曲「≪ウェスト・サイド・ストーリー≫からシンフォニック・ダンス」|バーンスタイン&ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団

レナード・バーンスタイン「ラプソディー・イン・ブルー」
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ミュージカル・映画で人々を感動の渦に巻き込んだ「ウェスト・サイド・ストーリー」。

その音楽を手掛けたのは、名指揮者レナード・バーンスタインです。

私はテレビを通じて映画「ウェスト・サイド・ストーリー」を観たことはありますが、残念ながらミュージカルは未体験です。

昨年、IHIステージアラウンド東京にてブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』が公演されていました。その後も、日本人キャスト版も計画されていたと思います。

現在は、新型コロナウィルスの影響のためどのようになっているのかわかりません。
一日も早く平常に戻れることを願っています。

この記事では、レナード・バーンスタインが作曲した「≪ウェスト・サイド・ストーリー≫からシンフォニック・ダンス」をご紹介します。

■ガーシュイン/ラプソディ・イン・ブルー、バーンスタイン/ウェスト・サイド・ストーリー

  • 指揮、ピアノ:レナード・バーンスタイン
  • 演奏:ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
  • ドイツ・グラモフォン
  • ポリドール【F35G 50106】

バーンスタイン「≪ウェスト・サイド・ストーリー≫からシンフォニック・ダンス」とは

レナード・バーンスタイン

シンフォニック・ダンスはウェスト・サイド・ストーリーの主要な曲を集めてオーケストラ演奏会用の組曲として再編集したものです。

ブロード・ウェイミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」の音楽を担当したレナード・バーンスタインが、アーウィン・コスタルの助けを得て1960年(昭和35年)に完成させました。

≪ウェスト・サイド・ストーリー≫からシンフォニック・ダンス」は、全9曲で構成されています。(演奏時間はCDの情報です。)

  1. プロローグ【4分067秒】
  2. サムウェア【4分34秒】
  3. スケルツォ【1分20秒】
  4. マンボ【2分21秒】
  5. チャチャ【0分51秒】
  6. 出会いの場面【0分49秒】
  7. ”クール” フーガ【3分44秒】
  8. ランブル【1分55秒】
  9. フィナーレ【3分13秒】

シンフォニック・ダンスの初演は、意外なことにバーンスタインではありません。

ルーカス・フォスの指揮により、ニューヨーク・フィルハーモニックが1961年(昭和36年)2月13日カーネギー・ホールにて演奏しました。同年、バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックによる録音もされています。

今回ご紹介しているCDは、1982年(昭和57年)7月にバーンスタインとロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団によって録音された作品です。

シンフォニックダンスを聴けば、ウェスト・サイド・ストーリーの名場面が連想できる構成になっています。

レナード・バーンスタインとは

すぐわかる!レナード・バーンスタインとは

20世紀の名指揮者のひとりレナード・バーンスタインについては、『すぐわかる!レナード・バーンスタインとは』をご参照ください。

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わたなびはじめの感想:バーンスタイン「シンフォニック・ダンス」について

レナード・バーンスタイン

≪ウェスト・サイド・ストーリー≫からシンフォニック・ダンス」には、何か物足りなさを感じてしまう私。

その理由を自分なりに考えてみました。最も大きな理由は、ウェスト・サイド・ストーリーの劇中歌の中で一番好きな曲「アメリカ」が反映されていないこと!

それが物足りなさにつながっていたのだと思います。

レナード・バーンスタインは後に、ホセ・カレーラスやキリ・テ・カナワといったオペラ歌手を集めて、ウェスト・サイド・ストーリーの音楽を録音しています。
それも影響しているのでしょう。

もちろん、映画「ウェスト・サイド・ストーリー」も何回も観ていますし。

映画版「ウェスト・サイド・ストーリー」の「アメリカ」が披露される場面では、シャークスの男性陣も加わって歌と踊りが構成されています。「アメリカ」の歌とダンスは圧巻ですよ。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
シャークスとは、ジェッツと対抗しているグループ。リーダーはジョージ・チャキリス演じるベルナルド。
ベルナルド(ジョージ・チャキリス)のカッコよさといったら別格だよね。
ウェスト・サイド・ストーリーの主役はベルナルドの妹マリアとトニーだけれど、個人的にはベルナルドを主役として観てしまうんだな。
正直なところ、ベルナルドが主役といっても過言ではないと思うけれど、どうですか?
⇒妻に話したら、否定されけれどね...

物足りないなどと述べてきましたが、「≪ウェスト・サイド・ストーリー≫からシンフォニック・ダンス」の組曲としての価値は下がるわけではありません。ウェスト・サイド・ストーリーの世界観を十分に堪能できる作品です。

まとめ

バーンスタイン「シンフォニック・ダンス」
  1. ウェスト・サイド・ストーリーのエッセンスをオーケストラ用の組曲に編曲したのがシンフォニック・ダンス。
  2. バーンスタインは指揮だけでなく、交響曲などの作曲も行なっていた。
  3. シンフォニック・ダンスは、ウェスト・サイド・ストーリーの名場面集のような曲。

■関連CDのご案内です。
    

指揮・ピアノ:レナード・バーンスタイン、演奏:ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団によるガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」「前奏曲 第2番」とバーンスタイン「ウェスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンスです。

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