2020年(令和2年)12月のクリスマスの頃、東京芸術劇場プレイハウスにてSky presents「てにあまる」を鑑賞しました。
柄本明さんと藤原竜也さん、高杉真宙さん、佐久間由衣さんが出演されている舞台です。脚本は松井周氏、演出は 柄本明さんが行なったお芝居でした。
出演者が4人と少ない気もしますが、さすがはプロの皆さん。お芝居に引き込まれていき、あっという間の約100分でした。
東京芸術劇場のプレイハウスは落ち着いた雰囲気のステキな劇場でした。(劇場内の撮影はNGです。)
今回は、舞台「てにあまる」の感想をご紹介します。
舞台「てにあまる」とは

舞台「てにあまる」は、出演者が4人の演劇です。
名優 柄本明さんをはじめ、実力派俳優 藤原竜也さん、カッコいい演技派 高杉真宙さん、舞台初挑戦の佐久間由衣さんが繰り広げる不思議なお話(世界)でした。
ミーハーな私は「テレビで観ている俳優さんが、ステージの上にいるんだぁ!」とそれだけで感動してしまいました。
そういえば小学生だったころ、学校の体育館にどこかの劇団の人が来てくれたのを観たのは覚えてる。
話の内容には触れませんが、とにかく個々の役者さんの演技力や熱量の高さに魅力を感じずにはいられませんでした。
個人的に一番印象に残ったのは、藤原竜也さんの演技の凄さでした。目には見えないオーラを放っているがごとくの空気感で、観客の心を寄せ付けないのではなく、逆に引き込まれていく感覚でした。
藤原竜也さんが「動」だとすれば、それと対照的なのが柄本明さんです。「静」の中にマグマを蓄えたような存在感は、ずっと舞台に立ち続けてきたからこそ醸(かも)し出すことのできる領域なのかもしれないと感じました。
高杉真宙さんも若さ溢れる演技で、演じるにあたっての真摯な姿は、私だけでなく多くのお客さんを魅了したはずです。
紅一点の佐久間由衣さんは舞台初挑戦とあって、さぞかし緊張したことでしょう。テレビドラマで拝見したことはありましたが、美しい方で、唯一歌声を披露する役だったと記憶しています。(歌う場面の展開も面白かったですよ。)
そのような4人の魅力が舞台上で融合して、ひとつの作品として完成したのだろうと推察しています。
観劇後の拍手もしばらくの間鳴りやみませんでした。
東京芸術劇場プレイハウスとは

東京芸術劇場は、JR池袋駅西口から徒歩約2分の場所にある総合芸術文化施設です。
大(×1)・中(×1)・小(×2)の4つのホールと展示ギャラリー・展示室があります。
プレイハウスというのは、オーケストラピットを備えた中ホールのこと。座席数は計841席 (1階席:659席・2階席:182席)です。

入場の際には、チケットを劇場スタッフに見せて、自分でもぎりをして半券を渡すスタイルでした。(もちろん、新型コロナウィルス対策です。)
入口をからすぐの場所には広いロビーがあり、今回は「てにあまる」関連のグッズが販売されていました。私は公演プログラム(1,600円)を1部購入しました。

劇場は程よい広さの空間で、落ち着いた雰囲気でした。客席(シート)は、100Kg超の私でも普通に座れる幅がありました。
隣の人に迷惑をかけてしまうから...
劇場スタッフもお客さんも新型コロナウィルス感染防止の意識は高かったと思うな。
べちゃくちゃ話している人はごく少数だったね。
劇場に入る前、スタッフに「開演前の劇場内の撮影は大丈夫ですか?」と確認したところNGとのこと。場内アナウンスでもきちんと説明されていました。
新型コロナウィルス感染拡大に伴なって緊急連絡先の記入用紙が配布されていましたが、私は事前にネットで登録を済ませていました。
念のためスタッフに確認したところ「ネットで登録済みでしたら問題ありません」ということでした。その用紙の裏面は「リピーターチケットのご案内」になっていたので、「お持ち帰りください」とのこと。
二人のスタッフに声をかけさせていただいたのですが、とても対応がしっかりしていて気持ちよかったです。
あっ、そうそう、もう一人いらっしゃいました。劇場内での座席を案内してくれたスタッフさんです。
私がチケットを手に座席を見つけようとしていたのを察して、すぐに案内してくださいました。
劇場設備もスタッフも好印象のプレイハウスでした。

池袋の街に行ったのは本当に久しぶりのことでした。電車を降り、デパートの中を通って外に出るのに少々手間取りましたが、東京芸術劇場はすぐに見つけることができました。
■東京芸術劇場の所在地
〒171-0021
東京都豊島区西池袋1-8-1
まとめ
- 「てにあまる」は、徐々に明らかになるキャストの関係性と不思議なお話の舞台。
- 4人の俳優さんたちの演技と熱量に魅了された。
- 東京芸術劇場のプレイハウスはステキな空間で、お気に入りに。