UKロック

レコード好きの苦悩?MUSE「SHOWBIZ」UK初盤で考えるレコード所有に対する価値のあり方

MUSU【SHOWBIZ】UK初盤

レコード好きの苦悩とでもうのでしょうか?

私には好きな音楽作品をレコードやCDといったカタチアルモノとして所有したいという気持ちがあります。
入手しずらく、高額なものもあるにもかかわらずです。

CDやデジタル音源だけでなく、レコードも欲しいくなってしまうのです。

  • 物体(カタチアルモノ)として手元に置きたい!
  • 同じレコードでも初盤が欲しい!

おそらく音楽をダウンロードしたり、ストリーミングで楽しむ方には、「何を言っているんだ?」と思われるかもしれない内容です。

今回はMUSE(ミューズ)のデビュー・アルバム「SHOWBIZ(ショウビズ)」UK初盤を用いて、レコードを所有することに対する価値のあり方を考察してみます。

ここではMUSE(ミューズ)の「SHOWBIZ(ショウビズ)」に収録されている楽曲については触れていません。

MUSEとは?簡単な紹介

MUSU【SHOWBIZ】UK初盤MUSEのデビューアルバム「SHOWBIZ」

MUSE(ミューズ)は1994年(平成6年)に活動を開始したイギリス(UK)のロックバンドです。

1998年(平成10年)にEPを2枚出し、翌1999年(平成11年)にデビュー・アルバム「SHOWBIZ(ショウビズ)」を発表しました。
「SHOWBIZ(ショウビズ)」のプロデュースを務めたのは、レディオヘッドやストーン・ローゼズ等の作品も手掛けたジョン・レッキーです。

MUSE(ミューズ)のメンバーを紹介します。
MUSU【SHOWBIZ】UK初盤

  • マシュー・ベラミー【ヴォーカル、ギター】:上図左
  • クリス・ウォルステンホルム【ベース】:上図中央
  • ドミニク・ハワード【ドラム】:上図右

MUSE(ミューズ)は1998年(平成10年)にマドンナのレーベル「マヴェリック」と契約しました。
その他、イギリスのマッシュルームやドイツ、フランス、日本の各国のレーベルと契約します。

今回取り上げているレコードに関しては、「MUSHROOM(マッシュルーム)」がポイントです。

MUSE(ミューズ)は壮大なスケールの音楽を聴かせてくれるスリーピースバンドです。
迫力だけでなく美しい楽曲もあります。
(ライブで聴いたときには感激しました。)

マシュー・ベラミーは現役ギタリストの中でも相当の実力者です。
(個人的には最高だと思っています。)
幼い頃からピアノにも親しんでいて、クラシック音楽からも影響を受けています。

ベースのクリスは寡黙な印象ですが、歌声がキレイでヴォーカルのマシューを引き立てています。
ドミニクはとってもお茶目な印象ですが、パワフルなドラムを聴かせてくれます。

現在も活躍中のMUSE(ミューズ)からは目が離せません。

MUSEの作品を選んだ理由

MUSU【SHOWBIZ】UK初盤透明な袋に入っていました。

今回の話でMUSEの作品を選んだ主な理由は次の通りです。

  1. CDだけでなくレコードも販売しているから。
  2. レーベルの移籍により、初盤の入手が困難になっているから。
  3. 私の手元にあるから。

MUSE(ミューズ)はデジタル配信やCDだけでなくレコードも作っています。
ヨーロッパ向けに販売しているためか、残念ながら日本では通常入手しずらいです。

例えば、輸入盤を扱っている「HMV & BOOKS online」では購入できるかと思います。

私はレコードとCDがセットになった豪華版セット等を購入する場合、MUSE(ミューズ)のオフィシャルサイトから購入したりしています。
「ORIGIN OF MUSE」(輸入盤)という作品を購入した際は、ワーナー・ミュージックの公式サイトで扱っていたのでそちらを利用しました。

話の流れで「ワーナー・ミュージック」が登場しましたが、現在MUSE(ミューズ)はワーナー・ミュージックからCDやレコードを発売しています。

そのためデビューアルバム「SHOWBIZ(ショウビズ)」のレコードを新品で購入すると、現在はワーナーのロゴが入っています。

ここで思い出していただきたいのが上述した「MUSHROOM(マッシュルーム)」というレーベルです。

1999年(平成10年)当時、MUSE(ミューズ)の「SHOWBIZ(ショウビズ)」のレコードは、ワーナーではなくマッシュルームが制作していました。
「SHOWBIZ(ショウビズ)」のレコード初盤を購入するには、中古レコード市場で探すことになるでしょう。

しかも「SHOWBIZ(ショウビズ)」のUK初盤は枚数限定で、シリアルナンバーが入っていてます。
(下図参照)

MUSU【SHOWBIZ】UK初盤MUSE「SHOWBIZ」UK初盤のシリアルナンバー。

私はMUSE(ミューズ)の「SHOWBIZ(ショウビズ)」UK初盤を購入するために、世界的規模のオークションサイト「ebay(イーベイ)」を利用しました。
もちろん新品ではなく、中古レコードを購入することに。

次のセクションでは、「なぜ、そこまでUK初盤にこだわるのか?」を自分なりに分析してみます。

ここで「UK」にこだわっているのは、MUSE(ミューズ)がUK(イギリス)のロックバンドであることが関係しています。

例えば、LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の初期作品の場合は、自国UK(イギリス)やUS(アメリカ)、日本でもレコードを生産していたので、UK以外の盤にこだわる方もいらっしゃいます。

私は聴き比べをしたことがないのでわかりませんが、UK盤とUS盤では音響などに違いがあるようです。

レコードを所有することへのこだわり(価値)

MUSU【SHOWBIZ】UK初盤MUSU【SHOWBIZ】ジャケット裏面。

デジタル音源をダウンロードして音楽を楽しんでいる方にとっては、CDやレコードといった媒体は必要ではありません。
ある意味、純粋に音楽を楽しんでいるナチュラルなスタイルのように思います。

それに対して私のように手で触れることのできる媒体(カタチアルモノ)、すなわちCDやレコードを所有したいという願望は、音楽以外の要素にも魅力を感じているからだと言えるでしょう。

デジタル音源だからといって、物体が存在しないとは思いません。
スマホやPCのハードディスクには、その音源のデータ情報が保存されているのですから。
手でその部分をダイレクトに触れることができないだけだと思うのです。

私が現物(CDやレコード)にこだわる理由をピックアップしてみます。

  1. 生産時期・生産数などにより希少性が生じるため。
  2. 所有欲が満たされるため。
  3. ジャケットを含めて、音楽以外の要素からもアーティストの作品を堪能できるため。
  4. 手間のかかることに、何がしかの価値を感じているため。
  5. レトロなモノに対する「魅力」を感じるため。

私が所属しているオンラインサークル「ギガ盛りブログ飯」の主催者である染谷昌利氏は、「価値」について次のように説明しています。

人に役立つ事象 × 希少性 = 価値
ただし価値観は人それぞれ違う

出典:染谷昌利氏 オンライン・セミナー

①生産時期・生産数などにより生じる希少性

①については、次のような公式が当てはまるのだと思います。

私自身が好きですばらしいと思っているロック・バンドMUSE(人に役立つ事象) × 限定生産(希少性) = 価値

当然、古くて希少性のあるレコードは高額になる傾向があります。

②満たされる所有欲

②は①に関連していて、自分にとって価値のある物を所持することで満足感が満たされていると言えます。

MUSE(ミューズ)のレコード「SHOWBIZ(ショウビズ)」UK初盤を入手するまでには、時間と手間(不安含む)が必要でした。
ebay(イーベイ)を利用するには英語が必要ですし、送料も安くはありません。
落札できるかどうかも確実ではありませんでした。

「SHOWBIZ(ショウビズ)」UK初盤を落札できた時は、うれしかったというよりもホッとしました。

Googleの翻訳サイトを活用して言語的不安を乗り越えました。

③音楽以外の要素からもアーティストの作品を堪能できる

③については、本質的な鑑賞対象が耳で聞く音楽とはいえ、「目で見える要素にもアーティストのこだわりが込められている」という思いが関係しています。
前回、CDジャケットにまつわる話を書かせていただきましたが、それにも関連しています。

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④手間のかかることに価値を感じる

④については、私の育った時代が大きく関係しているかもしれません。

私は中高生くらいのときに、レコードからCDに移り変わる時代を過ごしました。
今でこそレコードに魅力を感じていますが、当時は扱いやすく、傷つきにくいこともあり、CD大歓迎だった記憶があります。

しばらくしてから、レコードの魅力を再発見したのです。
その意味では、「純粋にレコードにこだわり続けた」とは言えません。
CDの良さも知り、その上でレコードの魅力に立ち返った感じですね。

CDに比べてレコードは非常にデリケートな媒体です。
ましてデジタル音源とは比較にならないほど手間がかかります。

  • 保管状態が悪いとレコードが歪みます。
  • 湿気がひどいとカビが生えることも…。
  • 再生するにはレコードプレーヤーに乗せて針を落とす必要があります。
  • 盤面が傷つきやすいので扱いには慎重さを求められます。(キレイに保存したい場合)
  • ホコリが付くので、専用のクリーナーで拭き取る必要があります。
  • 保管場所の物理的スペースが必要です。

etc...

こうやって列挙すると、良いことなんて何もない気がしてきますよね。

でも、これはこれでいいんですよ。
例え手間がかかったとしても、価値があると思えたモノって受け入れられるんですよね。
もしかすると、古い自動車に魅力を感じている方にも共通する感情なのかもしれません。

⑤レトロなモノに対する「魅力」

⑤のレトロなモノに対する「魅力」については、④とも関連しています。

これからの世界は5Gなどの整備に伴ってデジタル通信環境が充実し、より便利に発達していくことでしょう。

デジタル音源やデジタル書籍は、一度デジタル化してしまえば、生産コストや保管コストがかなり低く抑えられ、物流のように輸送コストも大きくはかかりません。
その上劣化もしない。

生活空間にモノが溢れることなく、シンプルなスタイルになりそうです。

何だか夢のようです。

現時点では普及したとまでは言えないかもしれませんが、デジタル(バーチャル)環境は安価に物事を楽しめる手段になることでしょう。
映画や旅行も、自宅で実際に体験した気分を味わえるかもしれませんね。

そうなると、人は面倒なことにお金をかけるようになっていくのではないでしょうか?
バーチャルで気分を味わうだけでなく、時間とお金をかけて実際に移動して楽しむことに希少性が出てくる可能性があります。

レコードがそれと同じとは言いませんが、実際に手で触れられる媒体を使って音楽を聴くことが貴重な経験になっていくかもしれません。

レトロなモノが価値を増して、魅力的に感じる日が来るかもしれませんよ!

実際、レトロなモノの代表的存在のひとつとも言えるレコード。
ですが、ヨーロッパなどで需要(価値)があるからこそMUSE(ミューズ)もレコードを制作しているのでしょう。

まとめ

レコード好きの苦悩
  1. レコードを制作している現役アーティストも存在する(ここではMUSEを紹介)。
  2. レコードには希少性が高く、値段も高額なものもある。
  3. レコードは手間がかかるが、それを上回る魅力も秘めている。(感じ方には個人差有り。)

これまで述べてきたように、お金や手間がかかるのに欲しくなってしまうのが私の苦悩しているところです。
豊富な資金があれば問題ないのでしょうが、現実はそうではありません。

中古レコードは一期一会の世界。
でも、先立つものが無ければ我慢せざるを得ないのです。

自分自身、書いていて辛くなってきます。
とはいえ、これからも家族に理解される範囲でレコードの魅力を堪能したいと思います。

このようなちょっと変わった興味関心・趣味嗜好が、人の個性の一部に思えるようになったらおもしろいですよね。

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