oasis(オアシス)が1995年(平成7年)にリリースした2ndアルバム「 (What's the Story) Morning Glory?)」に収録されている「Wonderwall(ワンダーウォール)」。
ギャラガー兄弟はあまり好きな曲じゃないみたいだけれど、ちょっぴり暗い雰囲気のラブソングであり自己救済を手助けしてくれる友の歌でもあります。
大人の雰囲気が漂うメロディーは魅力的です。
■oasis(オアシス)/ (WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?
- クリエイション・レコーズ
- 【CRE CD 189】
oasis(オアシス)「Wonderwall(ワンダーウォール)」とは

どうやら、「Wonderwall(ワンダーウォール)」という英単語は存在しません。ジョージ・ハリスン(元ザ・ビートルズ)が制作した「Wonderwall Music」というアルバムに触発された言葉のようです。
「Wonderwall(ワンダーウォール)」の作詞・作曲を担当したのはノエル・ギャラガーです。(ボーカルを担当したのはリアム・ギャラガー。)
どうやら「Wonderwall(ワンダーウォール)」は、ノエル・ギャラガーの恋人メグ・マシューズ(その後、結婚)に向けて作られたようですが、2001年(平成13年)に別れてからは当初の見解を否定しています。
「想像上の友人が、聴く人を自分自身から救出してくれる歌」といった趣旨の発言に代わっているのです。
oasis(オアシス)を代表する楽曲のひとつである「Wonderwall(ワンダーウォール)」ですが、ボーカルを担当したリアム・ギャラガーはこの曲に対してあまり思い入れがないようです。
作詞・作曲をしたノエル・ギャラガー自身も、oasis(オアシス)の代表曲と形容されることに対して不快感を表す言動をしていたみたい…
曲中の「you're my wonderwall(お前が俺にとってのwonderwallなんだ。)」という歌詞からは、「wonderwall」に対する様々な解釈が可能です。
例えば、次のような感じはどうでしょうか?
- 最終地点。行きつく先。
- (自分の)理解者。
- 理想の存在。
etc...
わたなびはじめの感想:oasis「Wonderwall」について

「Wonderwall(ワンダーウォール)」は、どちらかと言えば暗い感じの曲です。チェロのような低音の弦楽器の音(実際はメロトロン)が響いていることが大きく関係していると思います。
だからといって、「Wonderwall(ワンダーウォール)」を聴き終わって暗い気分になるかといえば、そんなことはありません。
「俺を救済してくれるのはお前なんだろう?」的な歌詞が、曲中に6回登場します。そのうちの3回はラスト部分で繰り返されます。
「Wonderwall(ワンダーウォール)」を作ったノエル・ギャラガーのコメントからは、ラブ・ソングであり、聴く人を自分から救ってくれる想像上の友人を歌った曲だと解釈できます。
結局のところ「Wonderwall(ワンダーウォール)」の解釈は、聴き手にゆだねられているということなのでしょう。
ロックの場合、作詞者は歌詞の意味まで深く話そうとしないケースが多い感じがするので、聴く人の数だけ解釈が存在すると言っても過言ではないのでしょうね。
アルバム「モーニング・グローリー」で聴くと、「Wonderwall(ワンダーウォール)」の次は「Don’t Look Back In Anger(ドント・ルック・バック・イン・アンガー)」へと続きます。
まとめ
- 「Wonderwall(ワンダーウォール)」はoasisの2ndアルバム「モーニング・グローリー」に収録された曲。
- 「Wonderwall」という単語は存在しない!いろんな解釈ができる余地がある。
- 明るくはないけれど、聴きやすい楽曲。
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