クラシック音楽

J・S・バッハ「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662~664」|『トッカータとフーガ ニ短調 鈴木雅明/バッハ・オルガン名曲集』より

バッハ・オルガン名曲集「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662~664」

J・S・バッハ作曲の「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662~664」は、私にとっては馴染みのない楽曲です。

鈴木雅明氏のCD「トッカータとフーガ ニ短調/バッハ・オルガン名曲集」に収録されているパイプオルガン演奏を聴いた純粋な感想をお伝えします。

■トッカータとフーガ ニ短調 鈴木雅明/バッハ・オルガン名曲集

  • オルガン:鈴木雅明
    アンゲルミュンデのマリア教会(ドイツ)
  • ROMANESCA【KICC 193】
  • 発売元:キングレコード株式会社

J・S・バッハ「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662~664」とは

ドイツ【ライプツィヒ中央駅】ドイツ【ライプツィヒ中央駅】

コラールとは、ドイツでマルティン・ルターにより始まったキリスト教のルター派(プロテスタントの1つ)の賛美歌を起源に持つ音楽のことです。

その後、ルター派の讃美歌の基本を踏まえた形式の楽曲なども「コラール」と呼ばれるようになりました。

訓練された聖歌隊が歌い上げる讃美歌とは違い、礼拝に訪れている信者によって歌われることを目的としたコラール。
そのため「コラール≒(プロテスタントの)讃美歌」と考えても差し支えないと思います。

一般の信者の方々が歌う讃美歌だからでしょう。
コラールには、歌いやすい単純な旋律が用いられる傾向があります。

ここまでの話を読まれると、コラールには歌声(歌唱)が伴う必要があると思われるかもしれませんね。
実際には、器楽のみで演奏される場合も多いのです。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
今回ご紹介するJ・S・バッハ作曲の「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662~664」もパイプオルガンによる演奏だよ。
もちろん、歌詞はあると思うけれどね。

CDのライナーノーツから「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662・664・663」の解説の一部をご紹介しましょう。

 この3曲は、いずれもいわゆる『17のライプツィヒ・コラール』(1747-1749)と言われる曲集に含まれる。

出典:『トッカータとフーガ ニ短調 鈴木雅明/バッハ・オルガン名曲集 ライナーノーツ』
鈴木雅明著 5ページ

解説にある「17のライプツィヒ・コラール」は、バッハがライプツィヒに住んでいた時期に手書きで記した楽譜が基になっているようです。
1747年(延享4年)~1749年(寛延2年)といえば、バッハ(1750年没)が亡くなる前の数年間ということになります。

もしかするとバッハは「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662・664・663」を含め、以前に作曲していた作品をその晩年に曲集としてまとめたのかもしれませんね。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
ちなみに「ライプツィヒ・コラール」は、バッハのパイプオルガン作品を学ぶ際には避けて通れないほど重要なものらしいよ!

J・S・バッハとは

ドイツ・ライプツィヒ【トーマス教会 バッハ像】ドイツ・ライプツィヒ【トーマス教会 バッハ像】

18世紀にドイツで活躍した音楽家ヨハン・セバスティアン・バッハ(J・S・バッハ)については、『すぐわかる!J・S・バッハとは|「音楽の父」「ドイツ3大B」の生涯について』をご参照ください。

すぐわかる!J・S・バッハとは
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わたびはじめの感想:J・S・バッハ「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662~664」

バッハ・オルガン名曲集

ここからは『トッカータとフーガ ニ短調 鈴木雅明/バッハ・オルガン名曲集』に収録されている、J・S・バッハ作曲「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662・664・663」の感想をお伝えします。

※【 】は、今回聴いたCDでの演奏時間です。

■「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662」【7分34秒】

どことなく笛の音色のような始まり。
わかりやすい(聴き取りやすい)旋律がやさしく折り重ねられている印象を受けます。

温かいオルガンの音色で心がホッとします。

■「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV664」【5分02秒】

小鳥のさえずりのように軽快に始まります。
音がキラキラと反射しているように感じられ、穏やかで明るい気持ちになれます。

神様を賛美する楽曲でありつつも、聴く側(もしくは歌い手)にも安らぎを与えてくれる作品ですね。

■「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV663」【7分05秒】

聴き始めた瞬間、なごみ系の作品だと感じられました。
低音部にどこか素朴な印象も受けるのですが、それも魅力と言えるでしょう。

聴いていると心がほぐれてきそうで、静かな音量で聴きつつ瞑想するのもいいかもしれません。

ルター派(プロテスタント)の方には、この楽曲の「本質をわかっていない!」ということで、私の感想を不快に感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
(そうだとしたら、申し訳ありません。)

わたなびはじめ
わたなびはじめ
これを言い始めると、これまでに書いたこと全てに謝罪の言葉が必要になるかもしれないな。
(私個人の感じ方ということでご理解いただけると幸いです。)

鈴木雅明氏の演奏とアンゲルミュンデのマリア教会(ドイツ)のパイプオルガンが融合しているためでしょうか。

J・S・バッハの「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662・664・663」を聴いていると、心が落ち着き、リラックスできる気がするのです。

神様を賛美するのが目的で作曲された作品だとは思いつつも、個人的にはリラックスや瞑想にピッタリだと思います。
ヒーリング的音楽って、モーツァルトの作品だけじゃないんですね。

バッハのこの作品、私のお気に入りになりそうです。

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まとめ

鈴木雅明 バッハ「コラール BWV662~664」
  1. 「コラール:いと高き所にては、ただ神にのみ栄光あれ BWV662・664・663」は、バッハのライプツィヒ時代の「17のライプツィヒ・コラール」という曲集に含まれている作品。
  2. コラールは、ルター派の教会の賛美歌が起源。
  3. コラールは、一般の信者の方々が歌う賛美歌として制作され始めた。

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