2022年(令和4年)3月、スピルバーグ監督の「WEST SIDE STORY(ウエストサイド・ストーリー)」を劇場にて鑑賞しました。
名作として名高い前作と比較されることを承知の上で作られた作品です。多少不安がありましたが、観始めた途端に引き込まれました。
感想は「スピルバーグ版もいい!」
オリジナル・サウンドトラックも映画の情景が浮かぶので大満足です。
■WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)オリジナル・サウンド・トラック
- 作曲:レナード・バーンスタイン
- 作詞:スティーブン・ソンドハイム
- 指揮:グスターボ・ドゥダメル
- 演奏:ニューヨーク・フィルハーモニック
ロサンゼルス・フィルハーモニック(追加演奏) - 歌:アンセル・エルゴート
レイチェル・ゼグラー
アリアナ・デボーズ
デヴィッド・アルヴァレス
マイク・ファイスト
リタ・モレノ - HOLLYWOOD RECORDS【UICH-1017】
- 販売・発売:ユニバーサル・ミュージック
WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)とは

WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)は、1957年(昭和32年)、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」をベースに作成されたブロードウェイ・ミュージカルです。レナード・バーンスタインが音楽を担当しています。
1961年(昭和36年)に、ロバート・ワイズとジェローム・ロビンズ監督により映画化されました。10部門でアカデミー賞を獲得した名作です。
そして今回、スティーブン・スピルバーグ監督により魅力たっぷりの映画として蘇りました。単なるリメイクというよりも、前作では描かれていなかったシーンや深堀されたキャラクターの魅力に驚かされました。
1961年版にも登場した女優リタ・モレノが、別の役柄で登場。年齢を重ねても魅力と存在感のある彼女の存在は、時代を超えた作品間の絆を感じさせました。
WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)簡単なあらすじ

舞台となっているのはニューヨークのウェストサイド・マンハッタン。そこでは若者たちのグループ抗争「ジェッツ vs シャークス」が繰り広げられていました。
ジェッツは、ポーランド系の若いアメリカ人で構成されています。対するシャークスは、プエルトリコ系アメリカ人たちのグループです。
対立する2つのグループ。
ところが、ジェッツ立ち上げメンバーの一人トニーとシャークスのリーダーであるベルナルドの妹マリアが恋に落ちたのです。ロミオとジュリエットがベースになっていることからしてハッピーエンドにはならないことが容易に想像できますよね。
結果、両グループのリーダーとトニーが命を落とす悲しい結末に...
この作品の魅力は切なさだけでなく、陽気で軽快なダンス、そして表現が難しいのですが社会問題を皮肉った歌詞等、観る者を飽きさせない要素が見事に融合されていることです。
一度観たら、音楽だけでもシーンを思い出しながら楽しめる作品となっています。
カッコよくてキレのあるダンスに魅了されたよ!
グスターボ・ドゥダメルとは

私が現在、最も注目する指揮者グスターボ・ドゥダメルについては『注目の指揮者!グスターボ・ドゥダメルとは』をご参照ください。

わたなびはじめの感想:WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)オリジナル・サウンド・トラックについて

今回ご紹介しているCDは、日本で2022年(令和4年)に公開された映画「WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)」のオリジナル・サウンドトラックです。そのため劇中のセリフも多少含まれています。
かつて作曲者のレナード・バーンスタインが、1961年(昭和36年)の劇場版の公開後に「バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー」(1984年9月録音)という作品を発表しています。歌手にはキリ・テ・カナワ(ソプラノ:マリア役)をはじめとして、ホセ・カレーラス(テノール:トニー役)、タティアーナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ:アニタ役)、カート・オルマン(バリトン:リフ役) 、マリリン・ホーン(アルト)といったスゴイ面々が集結。作曲者の意思がそのまま体現された名盤となっています。
では、なぜ、スピルバーグ監督の「WEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)オリジナル・サウンドトラック」を購入したのか?
それはズバリ、指揮者がグスターボ・ドゥダメルだったからです。
スピルバーグが手掛けた劇場版には興味は持っていましたが、音楽に関しては「バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー」で充分と思っていました。でも、ドゥダメルが指揮をしたと知ってから、買わずにはいられない心境になってしまったのです。
結果としては「買ってよかった!」の一言です。サウンドトラックなので、映画のシーンが脳裏に蘇ってくる体験が楽しくて仕方がないといった具合になりました。
音楽で楽しむWEST SIDE STORY(ウエスト・サイド・ストーリー)もおすすめですよ!
まとめ
- スピルバーグ監督の劇場版「ウエスト・サイド・ストーリー」のサウンドトラック。
- 個人的に注目のグスターボ・ドゥダメルが指揮をした作品。
- 映画の場面を思い出しながら楽しめる1枚。
■関連CDのご案内です。
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