19世紀のアメリカ人画家、アルバータス・デル・オリエント・ブラウワーをご存じですか?
【なびさんぽ】では彼の作品「ニューヨーク州キャッツキル」をご紹介しています。そこでアルバータス・デル・オリエント・ブラウワーの生涯をわかりやすくご紹介します。
アルバータス・デル・オリエント・ブラウワーの生涯

アルバータスの父親は彫刻家でした。生まれたのは1814年(文化11年)。幼いアルバータスに絵の手ほどきをしたのは父ジョンでした。
その後、アルバータスの家族は苦しい状況となります。父親が亡くなり、借金が残ってしまったのです。
そこで引越したのが、ニューヨーク州キャッツキルだったのです。キャッツキルには、画家のトーマス・コールも住んでいたようです。
キャッツキルに移り住んだアルバータスは、看板制作や馬車のペンキ塗りなどをしていました。カリフォルニアまで金の採掘に出かけたこともあったようです。
わたなびはじめ
ニューヨークからカリフォルニアまでは相当な距離的隔たりがあるよね。
それでも一攫千金を願うアルバータスにとっては、旅をする価値があったのかもしれないな。
それでも一攫千金を願うアルバータスにとっては、旅をする価値があったのかもしれないな。
以前ご紹介した「ニューヨーク州キャッツキル」を描いたのは35歳頃です。作品を描いた頃のアルバータスの経済状況についてはわかりません。しかし「ニューヨーク州キャッツキル」からは、悲壮感を感じません。
経済的状況に関わらず「ニューヨーク州キャッツキル」を描いた当時のアルバータスは、心のゆとりを保てていたのかもしれません。もしくは、理想を描いたのかもしれませんね。
アルバータス・デル・オリエント・ブラウワーは、1887年(明治20年)に亡くなりました。
なびさんぽで紹介しているアルバータス・デル・オリエント・ブラウワー作品

【なびさんぽ】でご紹介しているアルバータス・デル・オリエント・ブラウワーの作品は次の通りです。
ニューヨーク州キャッツキル | 制作年:1849年(嘉永2年)。 【ブルックリン美術館所蔵】 |
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まとめ
アルバータス・デル・オリエント・ブラウワー
- アルバータス・デル・オリエント・ブラウワーは、ニューヨーク州キャッツキルに住んだ画家。
- 父親は彫刻家。
- カリフォルニアに金の採掘に行った経験あり。