今回はレコードジャケットに観る名画として、フランシスコ・デ・ゴヤの「日傘」に注目。
手元にあるレコードのビゼーの組曲「カルメン」・組曲「アルルの女」で使用されていました。
そんな美しいレコードジャケット作品の感想をご紹介します。
■ビゼー 組曲「カルメン」1&2番 / 組曲「アルルの女」1&2番
- 指揮:NEVILLE MARRINER
- 演奏:LONDON SYMPHONY ORCHESTRA
- FHILIPS【9500 566】
レコードジャケットに観る名画として、フランシスコ・デ・ゴヤの「日傘」を考える

今回は、ビゼーについてでもゴヤについてでもなく、単にレコードジャケットの魅力だけを語りたいと思います。
ゴヤの描いた「日傘」はプラド美術館が所蔵していて、上記画像よりも横長な作品です。
わたなびはじめ
レコードジャケットの正方形に収めるには、作品の横がカットされるのは仕方のないことですよね。
それにしても、膝に犬を載せて日傘を差してもらっている女性と侍従らしき人物の描かれた光景は美しいですよね。ジャケットの左上にはめ込まれた文字も絶妙で、ゴヤの作品を観ているのとは違った魅力を醸し出しています。
私がこのレコードを購入したのはインターネット経由だったのですが、(中古)レコードショップで目にしたらジャケ買いしてしまう可能性が高いです。
わたなびはじめ
残念ながらこのレコードは針飛びがあるため全てを聴くことはできないのですが、ジャケットがステキなので手放せずにいます…
レコードジャケットの特徴としては、次のような傾向があるのではないでしょうか。
- アーティスト(演奏者)の写真を用いるケース。
- 画家やイラストレーターに描いてもらうケース。
- 写真家がアーティスト(演奏者)を写さずに撮影したケース。
- 有名な絵画などを使用するケース。
どれが優れているとかいうことではなくぞれぞれに魅力はありますが、そんな中にずば抜けて目を引くレコードジャケットがたまにあります。
今回ご紹介しているのは、まさにそのような例です。(私の個人的な好みの問題ですが…)
以前、ステキだと感じたCDジャケットについてドビュッシーの「海」をご紹介したことがありましたが、これからもCDやレコードのジャケットですばらしいと思ったものと出会った際にはお伝えしたいと思います。
まとめ
レコードジャケット・ゴヤ「日傘」
- ゴヤの「日傘」をレコードジャケットにした魅力的レコードジャケット。
- 絵画作品そのものを鑑賞するのとは違った魅力を感じる。
- レコードジャケットのデザインは、ジャケ買いのキッカケになることも…