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スメタナ「わが祖国」より≪モルダウ≫|カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ハンガリー狂詩曲第2番&モルダウ_01
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今回ご紹介するレコードは、スメタナ「わが祖国」より≪モルダウ≫です。

ドイツ・グラモフォンの「チューリップレーベル」版となります。

細かい話はできませんが、グラモフォンには「ブルーラインレーベル」というのもあります。ブルーラインレーベルは、チューリップレーベルよりも新しく(現在に近い)プレスされたものです。

チューリップレーベルは重量盤が多いものと認識していましたが、今回のレコードはブルラインレーベルと同じ一般的な厚みのレコードです。

レコードマニアの方なら、もっと詳細な見解や価値基準をお持ちのことでしょう。

とにもかくにも、ここでの主役は「モルダウ」ということで、作曲者のスメタナや「わが祖国」にも触れながら、話を進めていきますね。

■リスト作曲「前奏曲」「ハンガリー狂詩曲 第2番」/ スメタナ作曲「連作交響詩【わが祖国】より ≪ヴィシェフラド(高い城)≫≪モルダウ(ヴルタヴァ)≫」

  • 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • 演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • レーベル:ドイツ・グラモフォン【SLPM 139 037 STEREO】

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」について

スメタナ作曲の「わが祖国」は、上述の通り約6年かけて作られた連作交響詩です。

交響詩とは、管弦楽により演奏される標題音楽で、作曲家が「交響詩」と命名したもののことをいいます。「わが祖国」は6つの交響詩によって成り立つ連作交響詩です。

■スメタナ:連作交響詩「わが祖国」

  1. ヴィシェフラド(高い城)
  2. ヴルタヴァ(モルダウ)
  3. シャールカ
  4. ボヘミアの森と草原から
  5. ターボル
  6. ブラニーク

6曲で構成される「わが祖国」。その中でも第2曲の「ヴルタヴァ(モルダウ)」が特に有名です。単独で演奏されることもあります。

今回のレコードには、第1曲「ヴィシェフラド(高い城)」とのカップリングで収録されています。

スメタナ作曲:交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ)」とは

20200121_ハンガリー狂詩曲第2番&モルダウ_06

モルダウ(ヴルタヴァ)は、プラハの市街地を流れる川の名前です。チョコ国内で最も長い川で、その長さは430kmにも及びます。「モルダウ」はドイツ語の呼び名です。

以前、NHKで放送された番組に、モルダウの演奏に合わせて源流から風景を辿るというものがありました。海外で制作された番組だったかもしれません。その番組を見ながら、風景を音楽で表現することのできたスメタナに感動を覚えました。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
記憶が曖昧でごめんなさい!
僕の記憶の捏造かも…

私の故郷の函館にも「このような曲が存在していたらよかったのに」と思います。

そういえば、「誰かに住む街聞かれたら、はい、はこだてと答えます。」という歌詞で始まる曲がありました。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
久しぶりに思い出したな~

スメタナとは

すぐわかる!スメタナとは

チェコの作曲家スメタナについては、『すぐわかる!スメタナとは チェコ音楽の創始者として知られ、モルダウを含む「わが祖国」で有名な音楽家』をご参照ください。

すぐわかる!スメタナとは
すぐわかる!スメタナとは チェコ音楽の創始者として知られ、モルダウを含む「わが祖国」で有名な音楽家チェコ音楽の創始者として知られ、モルダウを含む「わが祖国」で有名な音楽家スメタナとは、どのような生涯を送った音楽家なのでしょうか?わかりやすくご紹介します。...

わたなびはじめの感想:交響詩「モルダウ」について

プラハ城とヴルタヴァ(モルダウ)川プラハ城とヴルタヴァ(モルダウ)川

1874年に作曲された交響詩「モルダウ」。

中学時代、音楽の時間に初めて聴きました。非常に美しい曲だと思いました。

しかし当時は合唱曲として歌ったため、その名残が良くない方に影響してしまいます。現在でも管弦楽曲としてのモルダウを聴いた際に、日本語の歌詞が頭の中を勝手に流れてしまいうのです。

私個人としては、歌詞不要の曲だと思うようになっているため、言葉による先入観を排除したいのです。良くも悪くも、これが私にとってのモルダウの印象です。

わたなびはじめ
わたなびはじめ
話は逸れるけれど、ときどきクラシックの名曲に歌詞を付けた曲ってあるよね。
否定するわけではないけれど、僕はそういうのも苦手なんだ。
長年聴き慣れている曲には受け入れやすいものもある。
最初から歌詞付きで作られたのなら文句なしなんだけれどね。

今回聴いたレコードには、連作交響詩「わが祖国」のうち、第1曲「ヴィシェフラド(高い城)」と第2曲「モルダウ(ヴルタヴァ)」がB面に収録されています。

B面の1曲目は、ハープの流れるような柔らかい旋律で始まる「ヴィシェフラド(高い城)」。2曲目が、若い頃から耳馴染みのある「モルダウ(ヴルタヴァ)」。

スメタナの生きた時代は「激動」と表現されるものかもしれません。様々な時代の出来事も包み込むかのように流れるモルダウ(ヴルタヴァ)川は、今でも存在し続けています。

インターネットで海外の情報も簡単に得られる時代ですから、スメタナのイメージした風景の画像を眺めながら聴くのも一興かと思います。

「モルダウ(ヴルタヴァ)」のラスト。しばしの沈黙の後に訪れる「ジャンッ。ジャン。」のタイミングを合わせて楽しんだりしています。

私にとって交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ)」は、チェコをイメージさせてくれるロマンに溢れた1曲。

いつの日か、モルダウ(ヴルタヴァ)川を眺めながら、スメタナの音楽を聴いてみたいものです。

スメタナ「モルダウ」
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まとめ

わが祖国から・モルダウ
  1. スメタナの連作交響詩の中の1曲。
  2. モルダウ(ヴルタヴァ)川の流れている風景をイメージさせてくれる美しい曲。

■関連CDのご案内です。
    

カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるリストとスメタナです。

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